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【今週の重要指標と騰落率】2024年6月10日から6月14日|フランスの政局不安

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

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騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

主要各国政策金利

主要各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

6月 米FOMC政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回7月30~31日)

6月 ECB政策金利 4.5% 4.25% 4.25% (次回7月18日)

6月 日銀政策金利 0.1% 0.1% 0.1% (次回7月30~31日)

5月 英中銀政策金利 5.25% 5.25% 5.25% (次回6月20日

5月 豪中銀政策金利 4.35% 4.35% 4.35% (次回6月18日)

5月 NZ中銀政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回7月10日)

6月 カナダ政策金利 5.0% 5.0% 4.75% (次回7月24日)

3月(第1四半期) スイス政策金利 1.75% 1.75% 1.5% (次回6月26日)

FRBは11-12日のFOMCで、政策金利を5.5%に据え置きました。

年内の利下げ予想は、3回から1回に減少しました。

  • インフレは大幅に緩和したが、依然として高すぎる
  • 失業率は依然として低水準

CMEのFedWatchでは、次回FOMC据え置きが87.6%になっています。

2024年9月、12月に利下げが織り込まれています。

 

日本銀行は14日の金融政策決定会合で、政策金利を0.1%に据え置きました。

国債の買い入れ額を減らす方針を決定し、次回7月の会合で、具体的な減額計画(量的引き締め)を決定するとしました。

  • 長期国債の買い入れについて「減額する以上は相応の規模になる」

今週の重要指標とイベント

消費者物価指数(CPI)前年比

CPI(消費者物価指数

CPI(消費者物価指数とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。

消費者物価指数(CPI)前年比

▼前年比

※数値は、前回、予想、結果の順

5月 消費者物価指数(CPI) [前年比] 3.4% 3.4% 3.3%

5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年比] 3.6% 3.5% 3.4%

  • 前年比のCPI、コア共には前回を下回り、市場予想を下回る

消費者物価指数(CPI)前月比

消費者物価指数(CPI)前月比

▼前月比

※数値は、前回、予想、結果の順

5月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.3% 0.1% 0.0%

5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.3% 0.3% 0.3%

  • 前月比のCPIは前回・市場予想を下回る

インフレが順調に鈍化しています。

スーパーコア(住居費・エネルギーを除く)が大幅低下にしたのが好感されています。

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

【NI225】日経225: 0.34%
TOPIXTOPIX指数: -0.31%
MOSマザーズ指数: 2.75%

相変わらず冴えない日経とTOPIXですが、マザーズは謎の上昇。

アメリカの株価指数

【SPX】S&P500指数

【DJI】ダウ指数: -0.54%
【SPX】S&P500指数: 1.58%
【NDX】ナスダック100指数: 3.47%

ダウは下落ですが、S&P500、ナスダック100は今週も史上最高値更新。

S&P500は上昇チャネルの上限にタッチしました(↑チャート)。

先進国の株価指数

【PX1】フランスCAC40指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : -1.19%
DAX】ドイツDAX指数: -2.99%
【PX1】フランスCAC40指数: -6.23%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 0.55% 

欧州は大幅下落。

イギリス、フランスは5週連続陰線です。

特にフランスは大陰線(↑チャート)で、6%以上の下落。

欧州議会選挙で極右政党が躍進したとこで、政治不安が広がっています。

フランスの政局不安

与党マクロン氏率いる「再生(RE)」

右派マリーヌ・ルペン氏率いる「国民連合(RN)」

左派政党4党(結束):「社会党」、「緑の党」、「共産党」、「不服従のフランス」

  • 6/9 欧州議会選挙で極右政党勝利
  • 6/10 下院解散
  • 6/30 第1回選挙投票
  • 7/7 決選投票

www.bloomberg.co.jp

新興国株価指数

【TAIEX】台湾加権指数

【HSI】香港ハンセン指数: -2.31%
【TAIEX】台湾加権指数: 2.96%

【SENSEX】インドSENSEX: 0.39%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: 1.25%

台湾とインドが史上最高値更新。

台湾は上昇チャネルの上限を上抜けしました。(↑チャート)。

ドル円

米ドル円

今週の終値:157.375円
直近の安値:2023年1月16日の週の127.215円
直近の高値:2024年4月29日の週の160.209円

ドル円は陽線。

CPIで下落したドルですが、FOMCをうけていってこいになりました。

ドルインデックスは上昇、円インデックス、ユーロインデックスは下落。

EU不安定になっています。

 

 

その他指数の動向

VIX指数など

VIX恐怖指数)は12.65。低水準。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数156.18。こちらは140を超えて上昇してきました。

CNNの「Fear & Greed index」は38。弱気になりました。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

債券利回り

債券利回り

現在の米国債イールドカーブは下記の通り。逆イールドです。

3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り>5年債利回り>10年債利回り

アメリカの金利は下落。

日本の金利は今週も下落しています。

まとめ

先週ユーロ売りにならないと嘆いていましたが、今週はユーロ安。

震源はフランスで、EU全体の政治不安が高まっています。

株・債券・通貨のトリプル安の様相です。

トリプル安といえば、2022年のイギリスを思い出しますね。

rakkosan777.hatenablog.com

 

一方、欧州以外の株式市場はS&P500、ナスダック、台湾、インドと史上最高値を更新しています。

VIXは15以下と低いですが、Fear & Greed indexは弱気になってるんですよねー。

なんだかちぐはぐな感じです。

世界は繋がっているので、ヨーロッパの政治不安が他国に影響を及ぼす可能性は十分あります。

気を抜かずに注視したいです。