今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ
主要各国政策金利
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
1月 米FOMC政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回3月19~20日)
1月 ECB政策金利 4.5% 4.5% 4.5% (次回3月7日)
1月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回3月18~19日)
2月 英中銀政策金利 5.25% 5.25% 5.25% (次回3月21日)
12月 豪中銀政策金利 4.35% 4.35% 4.35% (次回2月6日)
11月 NZ中銀政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回2月28日)
1月 カナダ政策金利 5.0% 5.0% 5.0% (次回3月6日)
12月(第4四半期) スイス政策金利 1.75% 2.00% 1.75% (次回3月21日)
FOMCは20~31日、4会合連続で政策金利を5.55%に据え置きました。
- 3月の利下げの可能性は低いとの認識
- インフレ率が持続的に2%に向かっていると確信を強めるまで、引き下げが適切になるとはみていない
イングランド銀行(BOE)は1日、4会合連続で政策金利を5.25%に据え置きました。
9人中6人が据え置きに賛成、1人が0.25%の利上げ、1人が0.25%の利下げに票を投じました。
割れてますね。
- インフレが目標の2%まで低下し、その水準にとどまるという証拠を利下げ前に見極める必要がある
FOMC12月のドットチャートと利上げ見通し
ドットチャート(政策金利見通し)は、3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。
12月に公表されたドットチャートの結果は以下の通り。
- 2024年の利下げ回数が、前回は2回だったものが3回に増加
FedWatchでは、次回FOMCで25ベーシスポイントの利下げ予想は38.0%、据え置きが62.0%になっています。
2024年の利下げは6回織り込まれています。
いつから利下げが開始されるかが焦点
今週の重要指標とイベント
米雇用統計
※数値は、前回、予想、結果の順
1月 失業率 3.7% 3.8% 3.7%
1月 非農業部門雇用者数[前月比] 21.6万人 18.0万人 35.3万人
1月 平均時給[前年比] 4.1% 3.2% 4.5%
1月 平均時給[前月比] 0.4% 0.4% 0.6%
- 失業率は横ばい
- 非農業部門雇用者数は前回・市場予想を大幅に上回る
- 平均時給は前年比・前月比ともに上昇
1月の雇用統計は予想を上回る堅調な結果でした。
雇用者数の伸びと、賃金の上昇率が加速しています。
雇用統計を受け、早期の利下げ観測が後退しました。
今週の主要株価指数の騰落率
日本の株式指数
日経225とTOPIXは今週は高値を更新できませんでしたが、陽線で終わりました。(↑チャート)
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: 1.38%
【NDX】ナスダック100指数: 1.27%
今週も全指数陽線、すべて市場最高値を更新しました。
今週の米国の経済指標は、米国経済の強さを示す結果ばかりでした。
S&P500指数はそろそろ上昇トレンドの上限にタッチしそう。(↑チャート)
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: -0.25%
【PX1】フランスCAC40指数: -0.55%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 1.08%
ドイツとフランスは高値更新しました。
しかし全指数陰線に終わりました。
新興国の株価指数
【TAIEX】台湾加権指数: 0.36%
【SENSEX】インドSENSEX: 1.96%
★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: -1.32%
中国人民銀行は24日に金融緩和を行うと発表しましたが、今週は下落。
インドと台湾は堅調です。
為替
米ドル/円
ドル円は下髭の長い短陽線。
日足を見ると、金曜日の雇用統計後に今週の下げを全戻しした形ですね。
ドルインデックスは上昇、ユーロと円は引き続き下落です。
2023-11-05▶一時151円上抜け!口先介入がレベル5に到達
2023-07-02▶145円にタッチ!現在の口先介入の警戒レベルとドル円のボラティリティ
2022-09-19▶ついにレートチェック!本当に為替介入をするのか?|ドル円145円の壁【円安】
2022-09-23▶金融緩和の継続を確認した後の円買い単独介入の大ショック!|1998年の為替介入を振り返る
2022-10-22▶152円目前の円買い・ドル売り介入|効果的なタイミング?金融引き締めのピークはすぐそこかも
2022-10-17▶口先介入の警戒レベルまとめとドル円のボラティリティ
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は13.84。15以下が続きます。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は160.02。急上昇です。
CNNの「Fear & Greed index」は67。GREED(強気)になりました。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
債券利回り
3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り>10年債利回り>5年債利回り
米国債利回りはヨコヨコ。
日本の金利は2年債は上昇傾向ですが、長期債利回りは垂れてきました。
コモディティ(商品)
エネルギー
WTI原油は今週は大陰線でした。1日にイスラエルがガザ停戦提案に合意したという誤った情報で下落したようです。
- 11月3日 中国の景気見通しに不透明感が広る。中東情勢の緊迫化への懸念が幾分和らぐ→下落
- 11月30日 OPECプラスは追加減産で合意したが、実行されるか市場は懐疑的
(アンゴラは減産を拒否) - 24年1月8日 サウジアラビアは、アジア向け原油価格を大幅に引き下げる
天然ガス先物も10月を天井に最近は下落してます。2月も暖冬で需要が減りそうです。
貴金属など
ゴールド(金CFD)は12月1週目の高値更新に再トライ中。
景気の先行指標の銅は年始を天井にゆるやかに下落中でしたが、トレンドはなし。
プラチナも4月を天井にゆるやかに下落中です。
CRB指数(国際商品先物指数)は最近は下落傾向、今週は陰線。
仮想通貨
ビットコイン/ドルは上昇トレンドの上限にタッチしてもみ合い中。
- 8月18日 イーロン・マスク氏のスペースX社が、ビットコインを全額売却したとの報道がウォール・ストリート・ジャーナルから出てから下落傾向。
- 10月25日 米当局によるビットコイン現物のETFの承認を見込んだ思惑買い続く
- 24年1月10日 アメリカの証券取引委員会は、ビットコインの現物に連動するETF11本を承認したと発表
まとめ
1月雇用統計は、前回よりさらに良い結果でした。
平均時給こんなに上がって大丈夫なのかな?インフレ再燃しない?
今週はISM製造業もありましたが、こちらもかなり良い結果でした。
来週ISM非製造業と一緒にまとめます。
日経は史上最高値更新して欲しいです。
買い増しチャンスをくれてもいいですが、、やっぱり日本株のちょっといいとこ見てみたい~