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【今週の重要指標と騰落率】2024年4月8日から4月12日|強いCPIでドル円三角持ち合い上抜け153円突破

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

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騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

主要各国政策金利

主要各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

3月 米FOMC政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回4月30~1日)

4月 ECB政策金利 4.5% 4.5% 4.5% (次回6月6日)

3月 日銀政策金利 -0.1% 0.1% 0.1% (次回4月25~26日)

3月 英中銀政策金利 5.25% 5.25% 5.25% (次回5月9日)

3月 豪中銀政策金利 4.35% 4.35% 4.35% (次回5月7日)

4月 NZ中銀政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回5月22日)

4月 カナダ政策金利 5.0% 5.0% 5.0% (次回6月5日)

3月(第1四半期) スイス政策金利 1.75% 1.75% 1.5% (次回6月26日)

NZ準備銀行は10日、政策金利を6会合連続で5.5%に据え置きました。

中銀の声明で、消費者物価率を目標(1~3%)に戻すため、金利を制約的な水準で維持する必要があるとの意見で一致しました。

 

カナダ銀行は10日、政策金利を4会合連続で5.0%に据え置きました。

  • 「インフレ率はまだ高すぎ、(これまでの)利上げが効果を発揮するまで時間を与える必要がある」

利下げの時期の予想は7月から9月に後ずれしています。

 

ECB(欧州中央銀行は11日、政策金利を5会合連続で4.0%に据え置きました。

声明には新たな文言を盛り込み、6月に利下げに踏み切る可能性を示唆しました。

  • 「インフレ見通し、基調的インフレの動向、金融政策伝達の強さに関する政策委の最新の評価で、インフレが持続的に目標に向けて収束しているとの確信がさらに強まった場合、金利による景気抑制の度合いを現在の水準から引き下げることが適切だろう」

FOMC2024年3月のドットチャートと利上げ見通し

FOMC3月のドットチャートと利上げ見通し

ドットチャート(政策金利見通し)は、3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。

2024年3月に公表されたドットチャートの結果は以下の通り。

  • 2024年の利下げ回数の見込みは前回と同じ3回
    (9人が3回の利下げ、9人が2回の利下げ予想)
  • 2025年末時点の金利水準の中央値は3.9%(前回は3.6%)
  • 2026年末時点の金利水準の中央値は3.1%(前回は2.9%)
  • 長期(中立金利)も2.5%から2.6%に上昇
  • 全体的に前回12月の見通しよりはタカ派

次回FOMCは4月30~1日です。

CMEのFedWatchでは、次回FOMC25ベーシスポイントの利下げ予想は5.9(先週6.7%)、据え置きが94.1%(先週93.3%)になっています。

2024年の利下げは2回織り込まれています。

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利下げ観測は7月に後退

今週の重要指標とイベント

消費者物価指数(CPI)前年比

CPI(消費者物価指数

CPI(消費者物価指数とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。

消費者物価指数(CPI)前年比

▼前年比

※数値は、前回、予想、結果の順

3月 消費者物価指数(CPI) [前年比] 3.2% 3.4% 3.5%

3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年比] 3.8% 3.7% 3.8%

  • 前年比のCPIは前回・市場予想を上回る3.5%
  • 前年比のCPIコアは市場予想を上回る3.8%

前回も市場予想を上回りましたが、3月も同様でした。

消費者物価指数(CPI)前月比

消費者物価指数(CPI)前月比

▼前月比

※数値は、前回、予想、結果の順

3月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.4% 0.3% 0.4%

3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.4% 0.3% 0.4%

  • 前月比のCPIは市場予想を上回る0.4%
  • 前月比のCPIコアは市場予想を上回る0.4%

前月比も同様にCPIは予想を上振れしました。

コアCPIは3ヵ月連続で伸びが予想以上になりました。

6月の利下げが難しくなってきました。

生産者物価指数(PPI

PPI(生産者物価指数)

PPI(生産者物価指数)とは、生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格を指数化した経済指標で、毎月発表される。
コアPPIとは、PPIから価格変動の激しい食料品やエネルギー品目など除いたもの。
PPI(生産者物価指数)は川上での価格動向を示し、CPI(消費者物価指数)は川下に位置し、PPIが先行する。

※数値は、前回、予想、結果の順

▼前年比

3月 生産者物価指数(PPI)[前年比] 1.6% 2.2% 2.1%

3月 生産者物価指数(コアPPI)[前年比] 2.0% 2.2% 2.4%

▼前月比

3月 生産者物価指数(PPI)[前月比] 0.6% 0.4% 0.2%

3月 生産者物価指数(コアPPI)[前月比] 0.3% 0.2% 0.2%

  • 3月の総合PPIは市場予想を下回る
  • コアPPIは前年比で市場予想を上回る

まちまちの結果ですが、サービス価格は3か月連続で上昇しています。

ただモノの価格は下落しています。

 

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

【NI225】日経225: 1.36%
TOPIXTOPIX指数: 2.11%
MOSマザーズ指数: -0.53%

一応マザーズ以外は陽線です。

アメリカの株価指数

【NDX】ナスダック100指数

【DJI】ダウ指数: -2.37%
【SPX】S&P500指数: -1.56%
【NDX】ナスダック100指数: -0.58%

米国の指数は全指数陰線。

ダウの下げがちょっときついですね。二週連続で大陰線です。

金利が上がっているので株にはマイナスですが、意外とナスダック強いですね。(↑チャート)

先進国の株価指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : 1.07%
DAX】ドイツDAX指数: -1.35%
【PX1】フランスCAC40指数:
 -0.63%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -1.83% 

ドイツ・フランスは二週連続陰線。

イギリスだけ陽線です。

新興国株価指数

【TAIEX】台湾加権指数

【HSI】香港ハンセン指数: -0.01%
【TAIEX】台湾加権指数: 1.96%
【SENSEX】インドSENSEX: 0.00%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: -1.23%

台湾、インドは史上最高値更新。

台湾はほんと綺麗なチャート描いてますね。

そろそろ上昇トレンドの上限に達しそうです。(↑チャート)

ドル円

米ドル円

今週の終値:153.210円
直近の高値:2024年4月8日の週の153.384円
直近の安値:2023年1月16日の週の127.215円

ドル円は今週は陽線。

ついに上値抵抗線レジスタンスライン)の152円を上抜けました。

強気の三角持ち合いをきっちり終値で上抜けです。

 

ユーロドルも三角持ち合いでしたが、今週終値で三角持ち合いを下抜けしました。

円インデックス、ユーロインデックスは弱気の三角持ち合いを下抜けです。

 

円買い・ユーロ買いの逆張りは辞めたほうが良いかと思います。

rakkosan777.hatenablog.com

 

 

その他指数の動向

VIX指数など

VIX恐怖指数)は17.30。2週連続で上昇しましたね。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数142.31。140を超えてうろうろ。

CNNの「Fear & Greed index」は46。先週は61GREED(強気)でしたが、一気に弱気よりのNEUTRAL(中立)まで下落。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

債券利回り

債券利回り

現在の米国債イールドカーブは下記の通り。逆イールドです。

3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り>5年債利回り>10年債利回り

米国の金利は上昇。

日本の金利も上昇。

コモディティ(商品)

エネルギー

WTI原油は上昇基調。

  • 24年1月8日 サウジアラビアは、アジア向け原油価格を大幅に引き下げる
  • 24年4月5日 イスラエルがイランなどに対する軍事行動の強化を示唆→中東で紛争が拡大し原油供給に影響が広がるとの懸念が強まる
  • 24年4月12日 イスラエル、数日中のイランからの直接攻撃を警戒

天然ガス先物は10月を天井に最近は下落してます。

貴金属など

ゴールド(金CFD)はこのところ大幅上昇でしたが、今週は上髭の長い陽線。

景気の先行指標のも上昇してきました。

プラチナはトレンドなしのヨコヨコ、今週は大陽線。

 

CRB指数(国際商品先物指数)は緩やかな上昇基調ですね。

CRB指数

まとめ

日本の金利は上昇していますが、それ以上に米国の金利が上昇しています。

結果日米金利差が拡大しているため、ドル円の上昇はファンダメンタルズに沿ったものと言えます。

そういうわけで為替介入しても効果があまりなさそうな雰囲気です。

口先介入がオオカミ少年のようになってきました。

例え実弾介入で数円下がっても、またジリジリ戻しそうです。

せめて0.25%のレベルで利上げしないと無理そうですね。

介入期待のショートは自殺行為です。

 

ドル円は100円定着してくれないかなーとひそかに期待。

ユーロドルは、ファンダメンタルズ的にもチャート的にも、パリティ割れありそう。

気長に待ちます。