今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
今週の重要指標とイベント
ISM製造業景気指数
50を割ったときの背景色をグレーにしています。
- ISM製造業景気指数は前回・予想を下回る50.9
2020年5月以来2年4カ月ぶりの低水準 - ISM非製造業景気指数は前回より下振れしたものの、市場予想を上回る56.9
サービス部門は底堅い
まちまちですが、米国の景気はまだ堅調そうです。
ISM(非)製造業景気指数とは、ISM(Institute for Supply Management)が公表しているアメリカの景況感を示す指標。
数値が50%を上回れば景気拡大、50%を下回れば景気後退と判断される。
製造業は翌月第1営業日、非製造業は第3営業日に発表される。
各国政策金利
- 豪中銀の利上げ予測は0.5%だったが、結果は0.25%引き上げて2.6%
→予想外にペースを緩めるサプライズ - NZ中銀は予想通りの0.5%利上げの3.5%とした
利上げは8会合連続
オーストラリアは緩めてきましたが、ニュージーランドはタカ派姿勢が鮮明です。
利上げに耐え切れずペースを緩めると、更なるインフレを招くかも・・・
米国雇用統計
※数値は、前回、予想、結果の順
7月 失業率 3.7% 3.7% 3.5%
7月 非農業部門雇用者数[前月比] 31.5万人 25.5万人 26.3万人
7月 平均時給[前年比] 5.2% 5.1% 5.0%
7月 平均時給[前月比] 0.3% 0.3% 0.3%
- 失業率は前回・予想より0.2%低い
- 非農業部門雇用者数は市場予想を上回る
- 平均時給はやや伸びが鈍化した
失業率は予想外に低下し、非農業部門雇用者数も上昇で、ドル買いとなりました。
失業率が低くなったことが一番影響したかもしれません。
この結果でFRBが利上げペースを緩める可能性は低くなりました。
やっぱりアメリカ経済は強い!
今週の出来事
北朝鮮のミサイル発射相次ぐ
- 【異例のペース】北朝鮮の国家航空総局「ミサイル発射は米脅威への自衛的措置」(YAHOO!ニュース)
4日はJアラートも発信されました。
ちなみに4日深夜に韓国も日本海に向けて弾道ミサイルを発射したらしいですが、失敗し民家の近くに落下したそうです。これは恥ずかしい。(YAHOO!ニュース)
北朝鮮が笑ってそうだな
イギリス、所得税の最高税率引き下げの案を撤回
今週月曜、あっという間に最高所得税率の引き下げを撤回しました。
急落したポンドと国債が買い戻されました。
イギリス国民5000人を対象にした調査で、トラス首相は辞任すべきだとの回答は約51%、クワーテング財務相の辞任を望んだ人は54%に上るようです。
国民と市場の信頼を取り戻すのは難しそう
無能さを露呈してしまったよね
来週の注目指標
今週は強い陽線です。日経は上昇チャネルの下限で反発しました。
しかし金曜の雇用統計で米株は爆下げしたので、月曜どうなるか怖いですね。
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: 1.51% (RSI:35.02%)
【NDX】ナスダック100指数: 0.62% (RSI:33.66%)
今週は3指数ともプラスの騰落率です。
金曜で凄い下げた気がしましたが、その前にずいぶん反発していたので。
凄い上髭です。
スポット購入発生してたら嫌だなーと思っていましたが、発生してなくてよかったです。
さすがに同じ位置ばっかりで買っているので、どうせならもうちょっと安値更新して欲しいです。
結局ドル円も145円台になってしまったし・・・なかなか安く買えない
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: 1.31%
【PX1】フランスCAC40指数: 1.82%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 1.41% (RSI:34.73)
こちらも今週は全指数上昇してます。
イギリスは200EMAの下です。
新興国の株価指数
全指数反発してます。
こちらも雇用統計をうけてどうなるかですね。
インドはずっとレンジです
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は31.35。一時30を割っていましたが、結局30オーバーで終えました。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は121.81。今週は少し下落。
SKEW指数は140を超えたら注意。
CNNの「Fear & Greed index」は「EXTREME FEAR」で先週の15から22になりました。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
まぁまぁの恐怖感
米国債券利回り
現在10年債利回りは3.885%です。10週連続上昇してます。
今週は下髭が凄いですね。利回りが下がっていたのは間違いだったということか。
コモディティ(商品)
OPECプラスが、来月以降の原油の大幅な減産を決めせいです。
ゴールドは2週連続陽線ですが、下落トレンドは継続中。
景気の先行指標の銅はヨコヨコ。
CRB指数(国際商品先物指数)は原油の上昇に引きずられてか大陽線。
原油の上昇がインフレ抑制に水さすか?
仮想通貨
ビットコインは6/13の週から上昇傾向でしたが、8/15の週から下落しています。
最近はヨコヨコです。
イーサリアム/ドルは200SMAをサポートにしてます。
仮想通貨はリスクオンじゃないと輝けない
まとめ|株式市場は躁鬱病か?
毎度毎度、株式市場の楽観と悲観の行ったりきたりににモヤっとしてしまう(笑)
折込み過ぎだなんだで過剰に反発してますね。
そんなに楽観になってたら、またFRB高官からタカ派発言が湧いてきて株価を抑え込まれるよ!と思ってしまいます。
どうせ下がるのになんで買うんだと・・・
まぁスポット購入している私が言うかという感じですね。
こうやって買う人がいるから上がるんだよな(笑)
私はやっぱり株式より為替の方が好きかもしれません。
為替のほうが冷静に織り込んでる気がします。(偏見)