お盆休みでゆっくりしてしまいましたが、今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ
主要各国政策金利
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
7月 米FOMC政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回9月17~18日)
7月 ECB政策金利 4.5% 4.25% 4.25% (次回9月12日)
7月 日銀政策金利 0.1% 0.1% 0.25% (次回9月19~20日)
8月 英中銀政策金利 5.25% 5.25% 5.0% (次回9月19日)
8月 豪中銀政策金利 4.35% 4.35% 4.35% (次回9月24日)
7月 NZ中銀政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回8月14日)
7月 カナダ政策金利 4.75% 4.5% 4.5% (次回9月4日)
6月(第1四半期) スイス政策金利 1.5% 1.5% 1.25% (次回9月26日)
今週の重要指標とイベント
ISM(非)製造業景気指数
ISM(非)製造業景気指数とは、ISM(Institute for Supply Management)が公表しているアメリカの景況感を示す指標。
数値が50を上回れば景気拡大、50を下回れば景気後退と判断される。
製造業は翌月第1営業日、非製造業は第3営業日に発表される。
※製造業が50を割ったときの背景色をグレーにしています。
- ISM非製造業は前回から上昇、50を上回る
景気後退懸念を一部払拭する結果となりました。
今週の主要株価指数の騰落率
日本の株式指数
3指数とも下髭の長い陰線でした。
TOPIXがスポット購入ルール②高値からの下落率ルール点灯しました。
高値からの下落率が15%更新で1か月分、20%更新で2カ月分の購入です。
日経平均の暴落については、最後に少しまとめます。
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: -0.04%
【NDX】ナスダック100指数: 0.39% 8/2 高値からの下落率10%更新
3指数とも陽線です。
月曜に開けた窓を、一週間かけて閉める形になりました。
ナスダック100は、一瞬下落率15%に達しましたが、日足の実体で-15%を下抜けして終わることができなかったので、まだ未更新としています。
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: 0.35%
【PX1】フランスCAC40指数: 0.25%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 0.32%
欧州も米国同様、月曜日の下落を戻す形になりました。
新興国の株価指数
【Ⅸ0001】加権指数: -0.78%
【SENSEX】インドSENSEX: -1.58%
★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: 1.07%
新興国株式は全指数陰線。
先週史上最高値更新を更新したインドですが、今週は下落。
しかし陽線で終わりました。窓は閉めてません。
米ドル円|円高一服
ドル円は十字線に近い短陽線。長い下髭です。
141.6円まで下落したドル円ですが、終わってみればほほ十字線でした。
昨年12月の安値は割りませんでしたね。
まだ上昇トレンドが崩れたとは言えないかな?
週足で見れば、ドルインデックス、円インデックス、ユーロインデックスはヨコヨコ。
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は20.36。まだ20は超えてます。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は139.65。
CNNの「Fear & Greed index」は24。極度の弱気です。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
債券利回り
3カ月物利回り>30年債利回り>2年債利回り>10年債利回り>5年債利回り
先週末の株価下落からこれまでのまとめ
上のチャートは日経225の日足チャートです。
緑のラインはドル円チャートです。
簡単にこれまでの暴落の流れをまとめてみます。
7/31(水)タカ派な日銀
7/31水曜日、日銀は金融政策決定会合で政策金利を0.25%に引き上げと、国債買い入れの減額を決定しました。
植田総裁の会見はタカ派なトーンでした。
- 追加利上げに意欲→「経済・物価情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく方針」
- 政策金利0.5%は壁として意識するのかという問いに対し「そこは特に意識しておりません」と答える
8/1(木)米国指標(ISM製造業など)の悪化
8/1木曜日のISM製造業は前回・予想より下振れ、4ヵ月連続で50割れとなりました。
翌8/2金曜日、米国の景気後退懸念から、日経平均は1日で2200円(-5.81%)以上下落しました。
8/2(金)米雇用統計の悪化による米景気後退懸念
同日夜の米雇用統計では、失業率は4カ月連続の悪化、非農業部門雇用者数は前回を下回り、平均時給は前年比・前月比とも前回を下回ると明確に悪い結果となりました。
ナスダックは窓を開けて-2.38%の下落になりました。
8/5(月)日経平均大暴落
雇用統計の結果を受け、週明けの8/5月曜日、日経平均は1日で4400円(-12.40%)以上暴落しました。
過去最大の下落幅です。
売りが売りを呼ぶパニック売りでした。
8/6(火)三者会合
先週末からの株価や為替の乱高下を受け、8/6火曜日には三者会合が開かれました。
日本経済の改善見通しは変わらないという認識で一致しました。
8/7(水)内田副総理のハト派発言
8/7水曜日に内田副総裁は「株価や為替相場が不安定な状況で利上げは行わず、当面は現行の金融緩和を維持する」とハト派的な姿勢を示しました。
市場動向を見てのハト派発言、日銀への信頼が揺らがないといいですが。。
6日火曜からの4日間で月曜の下落を全戻しし、窓を埋めました。
週足で見たら、ただのヒゲで終わりました。
感想|日経平均のボラティリティの高さを改めて確認
今回の暴落は複合的なものでどれが一番影響があったのかは私は分かりませんが、今回の感想。
1.外国株は為替リスクがあるというが、日本株の方がめちゃくちゃ為替リスクある!
ドル円暴落で日経平均も暴落。結局国内だろうが国外だろうが為替リスクありますね。
寧ろ日経の方がダメージ受けています。
ドル円レートが心配だからS&P500などの外国株を渋っているならもう為替は気にしなくていいと思いますね。
何を買っても一緒。為替リスクは受けます。
2.日経平均貧弱過ぎん!?
日経平均がナスダックレベルにボラティリティが高いということは、過去の騰落率を調べたときに分かっていました。
しかし、ここまでボラティリティが高いとは思いませんでした。
利上げ、円高、米国景気後退懸念でこんなにも落ちる必要ある??
なんて貧弱な指数なんでしょう。
3.落ちるナイフこそ掴め!
落ちるナイフは掴むなと言いますが、インデックスの場合はその限りではありません。
落ちるナイフも稲妻が瞬くのも一瞬なので、落ちている間に拾いましょう。
買い増しルール②高値からの下落率では、日足確定で買付してOKですね。
4.やっぱりそこそこの現金は必要
暴落で落ち着いていられるのは、スポット購入できる現金があってこそ。
現金がないとチャンスに変えることができませんから・・・
改めて、現金を残しておくことは大事だと思いました。
以上今週の感想でした。
大きな声では言えませんが、面白かった。エキサイティングな一週間でした。
まだこの暴落が終わったかどうかは分かりませんが、今後も積立とスポット購入を粛々と続けていきます。