今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ
主要各国政策金利
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
6月 米FOMC政策金利 5.25% 5.25% 5.25% (次回7月25~26日)
6月 ECB政策金利 3.75% 4.0% 4.0% (次回6月15日)
6月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回7月27~28日)
5月 英中銀政策金利 4.25% 4.5% 4.5% (次回6月22日)
6月 豪中銀政策金利 3.85% 3.85% 4.1% (次回7月4日)
5月 NZ中銀政策金利 5.25% 5.5% 5.5% (次回7月12日)
6月 カナダ政策金利 4.5% 4.5% 4.75% (次回7月12日)
3月 スイス政策金利 1.5% 1.5% 1.5% (次回6月22日)
今週は、FOMC、ECB、日本の政策金利の発表がありました。
ただし市場の見通しよりも多い追加利上げを予想しています。
パウエル議長の記者会見。
- 「インフレ圧力は高い状態が続いており、インフレ率を2%に戻すプロセスにはまだ長い道のりが残されている」
- 利下げはインフレが顕著に鈍化してからのことなので、「2年ほど先」になる可能性が高いとの認識を示した。
ECBは、政策金利を0.25%引き上げ、4.0%としました。
ラガルド総裁の記者会見抜粋
- (利上げを)一時停止するべきか、もしくは(利上げを)見送るかという点については、全く議論しなかった。やるべきことはまだあるため、(利上げ停止を)検討し始めてもいない。
- ベースラインに重大な変化がない限り、7月も利上げを継続する可能性が極めて高い。
-
インフレは鈍化しているものの、過度に長い期間、高過ぎる状況となる見通し。
日銀は金融政策決定会合で長期金利と短期金利に操作目標を設ける、金融緩和策を維持することを決めました。
- イールドカーブ・コントロール(YCC)を継続し、10年金利の変動幅も上下0.5%程度で据え置くとみられる。
- 令和7年度の物価上昇率見通し(中央値)を1.6%とした。
目標とする2%には届かず、賃上げを伴う安定的な物価上昇には距離があることを示した。
FOMCもECBもタカ派でしたが、ECBの方がよりタカ派ですね。
日銀は現状維持です。
FOMC6月のドットチャートと利上げ見通し
ドットチャート(政策金利見通し)は、3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。
今回公表されたドットチャートでは、年末までに5.6%に上昇すると予想されています。
次回FOMCは7月25~26日です。
FedWatchでは、次回FOMCで利上げなしが25.6%、0.25ポイントの利上げが74.4%になっています。
今週の重要指標とイベント
米消費者物価指数(CPI)
CPI(消費者物価指数)とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。
消費者物価指数(CPI)前年比
- 前年比のCPIは前回の4.9%から大きく鈍化し、市場予想よりも低い4.0%
- 前年比のCPIコアは前回を下回るが、市場予想より高い5.2%
消費者物価指数(CPI)前月比
- 前月比のCPIは、前回・市場予想を下回る
- 前月比のCPIコアは、前回と同じ、市場予想通りの0.4%
CPIは順調に低下しているように思います。
ただ家賃の高止まり、中古車の価格などは上昇しているようです。
米小売売上高
※数値は、前回、予想、結果の順
5月 小売売上高[前月比] 0.4% -0.1% 0.3%
5月 コア小売売上高[前月比] 0.4% 0.2% 0.1%
- 小売売上高は市場予想を上回る0.3%
- コア小売売上高は前回・市場予想を下回る0.1%
自動車への支出拡大、サービス分野(飲食店)の増加を反映しているようです。
個人消費は堅調です。
今週の主要株価指数の騰落率
日本の株式指数
日経225は10週連続陽線。(↑チャート)
チャートをみてちょっと笑ってしまいました。強すぎでしょ。。
RSIは89.9に達しました。怖いわ!
マザーズは3週連続陽線になりました。
やっとマザーズも上昇し始めたのでしょうか。100EMAにタッチしました。
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: 2.58%
【NDX】ナスダック100指数: 3.82%
全指数陽線。
S&P500も上昇チャネルを上抜けしてきました。(↑チャート)
ナスダックはRSIが85%です。。
先進国の株価指数
欧州は反発しました。
下落が続いていたイギリスも上昇です。
新興国の株価指数
【TAIEX】台湾加権指数指数: 2.28%
【SENSEX】インドSENSEX: 1.21%
★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: 2.64%
新興国は反発。
香港ハンセン指数は3週連続陽線。まだまだダウントレンドです。
台湾は5週連続陽線。めちゃくちゃ強い。(↑チャート)
インドも好調で、22年11月の高値にトライしています。
為替
米ドル/円
今週は反発。強い陽線です。
一目均衡表の雲をついに上抜けしました。(↑チャート)
上昇チャネル内も上抜けしています。
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は13.53。20以下が続きます。
2022年2月以来の低水準です。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は143.07。(↑チャート)
VIXは下がってますが、スキュー指数は上昇傾向。140を超えています。
CNNの「Fear & Greed index」は82。2週連続EXTREME GREED。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
株式市場は超強欲
米国債券利回り
引き続き金利は上昇しています。
現在のイールドカーブは下記の通り。
3カ月物利回り>2年債利回り>5年債利回り>30年債利回り>10年債利回り
コモディティ(商品)
WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移していましたが、今週も200EMAの下に。
下落基調が続いています。
天然ガス先物は下落トレンドですが、ヨコヨコ。今週は陽線です。
ゴールドは上昇トレンド。高値でヨコヨコでしたが、調整中。
景気の先行指標の銅は年始を天井に下落中。ここ3週は陽線。
プラチナはヨコヨコ、4月を天井に下落中。
CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンド。
バルチック海運指数は2021年10月を天井に下落トレンド。
コモディティ冴えないです
仮想通貨
ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していましたが、200EMAまで戻してきました。
今週は200EMAと100EMA付近で推移、調整中。
上昇トレンドだけど勢いがない
まとめ|円独歩安
ドルインデックスは3週連続陰線、それでもドル円は堅調です。
つまり単に円が弱いんですよね。
ドル円ロングポジションは、かなりスワップが貰えるのでまだいいんですが、最近ユーロドルのショートポジションがきついです。
まだ数十円は貰えるんですが、ドルとユーロの金利差が縮まってきました。
うーん逃げ場がない。
意外にユーロ経済好調なんだよなぁ。
日本株はどこまでいくんでしょうか?
米国株も堅調だし。景気後退本当にくるのか?と思ってしまう。。
利下げ開始したら、株価が上がる未来しか見えないのだけど・・・
経済指標が悪くなってくれば株も下がるのかなぁ。でもなかなか悪くなりませんね。
ほんと分かりません。