今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
今週の重要指標とイベント
FRB政策金利
市場の予想通り、主要政策金利を前会合に続き0.75ポイント引き上げました。
サプライズの1ポイントの利上げはありませんでした。
パウエル議長の発言での注目は以下。
- 次回の9月に同様の利上げになるかは、次回会合までのデータ次第
- 米経済は現在リセッションには陥っていない
- インフレ率の目標2%に戻すことにコミット
利上げの角度が凄い!
米国 実質GDP
※数値は、前回、予想、結果の順
第2四半期 実質GDP[前期比年率] -1.6% 0.4% -0.9%
第2四半期(4~6月)のGDP速報値は、前期比0.9%マイナスで、2四半期連続のマイナスとなりました。
2期連続のマイナス成長で、利上げを縮小せざる得ないとの見方もでており、ドル安気味になっています。
2四半期連続のマイナスとなりましたが、リセッション認定されるでしょうか?
GDP(国内総生産)とは、国内で新たに生産された財やサービスの「付加価値」の総額。実質GDPは、名目GDPから物価変動の影響を除いたもの。
四半期ごとに発表され、速報値は四半期終了後の翌月末に発表される。
多くの国では2期連続でGDPがマイナスになるとリセッション(景気後退)とみなされる(=テクニカル・リセッション)が、実際の判断は全米経済研究所(NBER)が行う。
米国 PCEデフレータ(個人消費支出)
※数値は、前回、予想、結果の順
06月 PCEデフレータ[前年比] 6.3% 6.7% 6.8%
06月 PCEコアデフレータ[前月比] 0.3% 0.5% 0.6%
06月 PCEコアデフレータ[前年比] 4.7% 4.7% 4.8%
- PCEデフレータは前回、市場予想を上回る数値。
同じ時間に発表された米個人所得・支出も強い数値となり、9月のFOMC利上げ観測がタカ派に動きました。
0.5%利上げ観測が低下、0.75%の利上げ観測が上昇し、ドル高になりました。
PCEデフレーター(個人消費支出)とは、個人消費の物価動向を示す指標。
PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものをPCEコアデフレーターといい、CPIより調査対象となる範囲が広く、FRBが最も重視している物価指数である。
米商務省が毎月末に発表している。
来週の注目指標
来週の注目指標は以下の通りです。
- 8/1(月) ISM製造業景気指数
- 8/2(火)豪中銀政策金利
- 8/3(水)ISM非製造業景気指数
- 8/4(木)英中銀政策金利
- 8/5(金)米雇用統計
月初ということで、政策金利やISM、雇用統計と盛りだくさんです。
来週も為替が波乱の一週間になりそうですね。
今週の主要株価指数の騰落率
日本の株式指数
日経平均は下は25,500、上は28,400あたりの平行チャネルで推移しています。
先週比マイナスですが、かろうじて陽線。
欧米は強いですが、日本はそうでもないですね。最近連動しませんね。
ただマザーズは堅調でした。
アメリカの株価指数
【DJI】ダウ指数: 2.97%
【SPX】S&P500指数: 4.26%
【NDX】ナスダック100指数: 4.45%
3指数ともかなりしっかりした陽線です。
下降チャネルの上限ですが、今までの戻しで一番強いですね。
ナスダックは前回の高値を上抜けしていますね。(上のチャートはナスダック100の週足)
フィボナッチの0.382で止まりました。
今後前回の安値より切り上げていくのか?来週が楽しみですね。
先進国の株価指数
イギリスとフランスは200週移動平均線の上で推移。
ドイツは200週移動平均線の下までもどってきました。
新興国の株価指数
ハンセン指数は相変わらずの下降トレンド。
下降トレンド内でまた下に向かっています。
インドSENSEXは強い。2週連続の陽線。
その他指数の動向
VIX指数
VIXは7週連続陰線で、21.32。200EMAを割りそう。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は今週は下がり122.29。
SKEW指数は140を超えたら注意。
市場は落ち着いてます。久々にVIX20以下になるかな?
米国債券利回り
現在10年債利回りは2.654%です。
6/13の週以降、低下し続けています。
現在のイールドカーブは下記の通り。
30年債利回り>2年債利回り>5年債利回り>10年債利回り
引き続き逆イールドです。
コモディティ(商品)
ゴールドは5週連続陰線でしたが、先週から2週連続陽線です。
200週EMAで反発しています。
景気の先行指標の銅も同様に陽線。
CRB指数(国際商品先物指数)は5週連続陰線でしたが、先週から2週連続陽線です。
コモディティが下落(調整)進行中です。
下落途中の戻しと言ったところでしょうか…
仮想通貨
仮想通貨は今週も陽線になっています。
エーサリアム/米ドルは、週足200EMAを現在上抜けしています。
まとめ|株式市場はいったん底打ちとなるか?
今週は為替が波乱の展開でしたが、株は堅調です。
景気後退懸念がありますが、景気後退すると利上げペースも緩めざる負えないということで、株価が堅調になっているのでしょうか?
グロース株が強いです。
今週は為替が激しすぎでした。
来週も面白いことになりそうです。
ほんとうに株というのは不思議なものですね~わたしには難しすぎます