FXは自分の小遣いでトレードしています。
月単位で損益がプラスになることを目標にしています。
現時点での10月の成績と反省、来週の戦略を考えます。
主要3通貨のファンダメンタルズ分析
主要3通貨(ドル、円、ユーロ)をとりまく現状をまとめ、大まかな戦略を考えます。
ドル高要因
- 金融引き締めを続けインフレと徹底的に戦う
CPIはピークアウトせず。原油が下がっても粘着性の高い住宅費がネック
労働市場が堅調 - リスクオフ(有事の円買い・ドル買い)
- 一人勝ちのアメリカ経済(エネルギー自給率高い)
ドル安要因
- 12月の利上げ幅を0.5%に縮小の議論開始か(10/23)
- アメリカが10月22日NYタイムでの為替介入を許容?(10/23)
- G7で先進各国はドル独歩高に強い不満(10/23)
- 中国のドル売り介入準備
ユーロ高要因
- ウクライナ情勢の改善
- リスクオン
- イギリスの減税政策での金融不安解消(10/23)
ユーロ安要因
- ウクライナ情勢の悪化、西側とロシアの対立
- エネルギー問題(ノルドストリームの破壊)
- 経常収支の悪化(ユーロ圏の低成長)
- イタリアの右派政権誕生
基軸通貨でなんだかんだ強いアメリカ経済。アメリカはエネルギーの心配もありません。
しかし、10月22日のウォールストリートジャーナルのニックさんのリーク記事から、潮目が変わる可能性があります。
単純にドル買いしておけばいいと思うのは危険かもしれません。
ただ円については何も変わっていません。
今週金曜日の金融政策決定会合にも注目しておきたいところです。
→WSJの記事と為替介入があったので、月曜からどういう流れになるか確認したい
主要5通貨のインデックス
上記は金曜日9時半を起点にした、各インデックスの1分足の強弱チャートです。
ドル指数、円指数、ユーロ指数、ポンド指数、豪ドル指数です。
21時52分のウォールストリートジャーナルの記事から、ドル売りが開始されます。
この時点で円はたいして買われていません。
円・ドル以外のユーロ、ポンド、豪ドルが買われています。
23時36分の為替介入から円が一気に買われています。
ドルは継続してドル売りで、さらに促進されます。
為替介入が終わった?1時からは、全通貨ヨコヨコですが、ユーロ、ポンド、豪ドルはジリアゲになっています。
この流れが、月曜からどう変化していくか注目したいです。
ドル円の現状と戦略
下記は週足でみたドル円の現状です。
今週は上髭下髭のある短陰線になりました。
これで9週連続陽線が止まりました。
安値は146.197、高値は151.946です。値幅は5.749円。
前回の為替介入は週足陰線にすることができませんでした
ドル円日足チャート
※表示させているのは、20EMA、40EMA、100EMA、200EMA、一目均衡表の雲、マンスリーピボット
ドル円日足チャートで見ていきます。
ドル円は今年3月から強い上昇トレンドが発生しています。
8/26にはジャクソンホール会議の23時パウエル議長発言からドル高方向に動きました。
9/6の豪政策金利発表後、9/13のCPI発表後に一層のドル高円安になりました。
9/22の日銀政策決定会合で金融緩和継続が確認された後、145円を上抜けしましたが、その後の為替介入で一時140円台までドル円は下落しました。
10/7の雇用統計の結果が堅調、10/13のCPIが堅調でさらにドル高円安が進みました。
10/12には介入前の高値を上抜けし、その勢いのまま10/14には1998年8月の高値147.66円を日足の終値で完全に上抜けしました。
10/20には150円を突破し、10/22には151.946円まで付けましたが、その後為替介入で一時146.197円まで下落しました。
1998年8月の高値147.66円付近でひけました。
→長期は上昇トレンドの崩れはないが、月曜はトレンドの変化がないか確かめたい
上昇チャネルの上限を上抜けしてしまいましたが、戻ってきました
ドル円4時間足チャート
※表示させているのはボリンジャーバンド(±3σ)、100EMA、200EMA、パラボリック、マンスリーピボット、オシレーターは上からRCI、DMI
4時間足で各テクニカル指標を見ていきます。
介入の大陰線でテクニカルの意味があまりないかもしれませんが・・・
パラボリックは売り点灯。
ボリンジャーバンドはミドルラインは下降。幅がかなり広がっていっています。
RCIは3本とも急速に下落中。
DMIは上昇トレンドが終了して調整中。売りが優勢。
200EMAは上向き。買い優勢。
100EMAで支えられた形になっていますね。147.2辺りで2本のローソク足は下髭が出ています。
ここで支えられて上に戻ることも考えられます。
前回の為替介入と同じであれば・・・しかし、戻りが弱いのでちょっと不安ですね。
前回の為替介入後のように強い勢いで上昇していくのは難しい気がします。
ドルのトレンドが変化するかもしれないので。しかし円のファンダは変わってません。
長期・スイングトレードは控えたい
そもそもスキャルしかしてないけどね
ユーロドルの現状と戦略
ユーロドル日足チャート
※表示させているのは、20EMA、40EMA、100EMA、200EMA、一目均衡表の雲、マンスリーピボット
ユーロドルの日足チャートから見ていきます。
ユーロドルは長期的な下降トレンドで、去年の5月から下げ続けています。
7/14についにパリティ割れしました。
8/22に再びパリティ割れした後、パリティ付近でのレンジ相場になりました。
9/21にプーチン大統領が部分的動員に署名したことを明らかにし、ウクライナ情勢の悪化懸念でユーロは大幅に下落しています。
9/22のFOMC後と、トラス政権の減税政策でのポンド安につられて、一層のドル高ユーロ安になりましたが、その後持ち直して上昇していました。
10/7の雇用統計も10/13のCPIもドル高の結果でしたが、欧州情勢でなかなか難しい動きです。
10/22にはWSJの12月の利上げ幅を0.5%に縮小の議論開始でドルが売られました。
→長期は安定した下降トレンド。下降チャネルの上限で下げつつあったが、また2日連続陽線で戻ってきたので注意したい。
ユロドルの日足チャートは真っ青で美しい・・・
ユーロドル4時間足チャート
※表示させているのはボリンジャーバンド(±3σ)、100EMA、200EMA、パラボリック、マンスリーピボット、オシレーターは上からRCI、DMI
4時間足で各テクニカル指標を見ていきます。
パラボリックは買い点灯。
ボリンジャーバンドは、ミドルラインは平行。トレンドはない。
RCIは長期は下向き、中期と短期は上向き。どちらかというと買い優勢。
DMIは買い優勢。トレンドが出たというレベルではない。
価格は200EMAの上に出てきました。ここで抑え込まれることが多かったのですが、またアタックしてきたのが気になる。
まとめると明確なトレンドはありません。
現在下降チャネルの上半分にます。
ドルが弱くなりそうなので注意したいです。
ユーロドルも難しそうだ
10月の現時点での成績
※1回の仕掛けで、2回の決済に分けた場合、回数を2回に分けて記録しています。
投資用資金:130万円
今月の利回り:12.15%
勝ち回数:48回(87%)
負け回数:7回(13%)
リスクリワード:8.14
収益合計:160,843円
損失合計:▲2,880円
純利益:157,963円
今週のトレード回数は30回。ユーロドルが半分、あとはドル円(すべてロング!)、ユーロ円ロング、ポンド円ロング、豪ドルロングなど。
通貨を3つに絞ると言っていましたが、今週は3回くらいですが他にも手を出してしまいました。
一番利益のとれたトレードは介入後の22,920円、一番損失があったトレードは1,000円です。
介入後のトレードは3回、すべてドル円ロング。
これは為替介入方向に対する逆張りです。ロング脳が染みつきすぎですね。
でも利益はかなり取れたので良かったです。
まぁ0時半ごろから参戦したので、そこからショートは怖かったんです。
リバ狙いでした。枚数は1~3枚。スプレッドが広くて怖かったです。
それにしても為替介入直後のショートをしてみたかったなぁ。。
まとめと反省|来週トレンドが変わるか
今月はもう10万行かないかも・・・と思っていましたが、今週一番利益が取れました。
為替介入前のドル円の上昇にはついていけませんでした。
相場が動いているのに入れないのは凄いストレスです。
1回ユーロドルのショートのつもりが、間違えてドル円のショートをしてしまって焦りました。
ロングとショートを間違えるのは過去数回あるんですが、通貨を間違えたのは初めてです。
WSJの記事で助かりました、本当に。為替介入まで待っていたらもっと取れてたとは思いますが(笑)
表示されているレートをしっかり確認しないといけないですね。反省。
そして今更ですが、為替レートが変動したときに通知してくれるアプリを探しています。
TradingviewやFXアプリでも指定したレートで通知することはできるんですが、もっとざっくり急変したとき通知してくれるアプリないかなぁ・・・
とりあえずFXAlertというアプリを入れてみました。
無料内でいい感じに使えるといいんですが。試してみます。
月曜からは、WSJ記事と為替介入後というとこで、動きが気になります。
単純にドル円ロングとはいかないかもと思っています。
FXはびびってやるくらいがちょうどいいです。
もちろん動いた方についていく予定ですが、正直ちょっと様子を見たいという気持ちです。
相場が動かなければ無理はしない
- チャートを見返して自分のトレードを復習すること
- 通貨を絞る(ドル円>ユーロドル>ユーロ円)
- ドル円、ユーロ円は5万通貨、ユーロドルは3万通貨とする
- 週末・月末には注意する
- 21時半前、22時半前など直前に仕掛けない
- ロンドンフィックス前(夏:23時~24時、冬:24時~25時)は仕掛けない
- 指標トレードで決済後の深い追い禁止。多くても2回まで。
- ポジポジ病が発症しないように気をつける
- 雇用統計など大きな指標前、様子見ムードのときにトレードしない
→相場に合わせて自分も休む
→やるなら指標の結果を確認してから。十分利益は出せる - 動いてない(出来高が少ない)時間帯にやっても利益は取れない
→ATRでトレンド出そうか確認する
→指標後かNY時間に集中する - 買ってすぐ含み益になるようなところで仕掛ける
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