
SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)に実質投資ができる投資信託について調べました。(25/10/25更新)
SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)
ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスとは?
SCHDは10年以上連続で配当を支払っている米国の配当利回りの高い100銘柄で構成された指数である「ダウ・ジョーンズ米国配当100指数」への連動を目指しています。
配当による収益と中長期的な値上がりをめざしつつ、幅広い業種の米国高配当株式100銘柄程度に分散投資できるのが特徴です。
成長性と安定性のバランスが良く、増配率が高いことで人気があります。
SCHDは時価総額加重で、大型株中心で流動性が高いのがメリットです。

高配当と増配重視です!
SCHDのセクター比率

エネルギー19.34%、生活必需品18.50%、ヘルスケア16.1%、資本財・サービス12.28%、金融9.37%、一般消費財・サービス8.52%の順に多く含まれます。
半年以上前に調べたときは、金融18.73%と最も多かったのですが、半分以上減っています。
またエネルギー11.67%から19.34%とこちらは増加しています。
情報技術は8.3%と更に少なくなりました。
HDV、VYM、SPYDと比べると、下記のようになります。

SCHDは比較的ディフェンシブなセクターが多い印象でしたが、生活必需品18.5%と増えたので、さらにディフェンシブになりました。
SCHDに投資ができる投資信託
2024年9月に楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)が設定された後、2024年12月にSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)が設定されました。
更には2025年5月29日にはTracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型が設定されました。
この3つの投資信託について比較してみたいと思います。
| 銘柄名 | 楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) | SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型) | Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型 |
|---|---|---|---|
| 愛称 | 楽天・SCHD | SBI・SCHD | Tracers・SCHD |
| 設定日 | 2024/9/18 | 2024/12/20 | 2025/5/29 |
| 純資産 | 1734億円 | 1563億円 | 964百万円 |
| 運用 | 楽天投信投資顧問 | SBIアセットマネジメント | 日興アセットマネジメント |
| 信託報酬 | 0.1238%程度※1 | 0.1227%程度※2 | 0.16725% |
| ポイント | ー | 0.022%(SBI) |
0.04%(SBI) |
| 決算月 | 2月、5月、8月、11月の25日 | 3月、6月、9月、12月の28日※3 | 1月、4月、7月、10月の4日 |
| 分配金コース | 新NISA口座の場合途中変更不可 | 購入後変更可能 | 購入後変更可能(のはず) |
※1:2025年5月23日より年率0.1238%程度(税込)に引き下げられた
※2:2025年5月20日より年率0.1227%程度(税込)に引き下げられた
※3:2025年8月13日より19日から28日に変更

どちらも大人気な投資信託だね
設定日と純資産
【SBI・SCHD】は【楽天・SCHD】より3か月設定が遅いですが、どちらも純資産は1300億円を超えています。
【Tracers・SCHD】は現時点でまだ設定日から数日なので純資産は300百万円ですが、これからさらに増えていくと思います。
経費率(信託報酬)
同じベンチマークを持つので、注目すべきはやっぱり信託報酬です。
単純に信託報酬だけで見れば、費用が安い順に【SBI・SCHD】の0.1227%程度、【楽天・SCHD】の0.1238%程度、【Tracers・SCHD】の0.16725%となります。
しかしSBI証券で保有する場合を考えてみると、【SBI・SCHD】は投信マイレージが0.022%で、実質費用は0.1007%になります。
【Tracers・SCHD】は投信マイレージ0.04%で、実質費用は0.12725%になります。
マネックス証券では残念ながらポイント対象外のようです。
今のところSBI証券で【SBI・SCHD】を保有するのがコストを一番抑えられそうです。

投信マイレージもいつまで続くかは分からないですけどね
SCHDに連動する投資信託の決算月

【楽天・SCHD】は2月、5月、8月、11月の25日、【SBI・SCHD】は3月、6月、9月、12月の19日、【Tracers・SCHD】は、1月、4月、7月、10月の4日です。
【SBI・SCHD】は決算日が28日になったので、実際配当金が入ってくるのは1月、4月、7月、10月で、【Tracers・SCHD】と同じですね。

高配当銘柄を多く持っている人にとっては、何月に配当が入ってくるかも重要かな
分配金受取方法
注意したいのは分配金受取方法についてです。
【SBI・SCHD】は新NISAでも特定口座でも購入後に変更可能ですが、【楽天・SCHD】は新NISA口座の場合途中変更ができません。
ちなみに【SBI・SCHD】は、金額買付のときは再投資か受取か選べますが、積立の場合は設定時には選べず、購入後に変更することができます。

これはSBIに軍配が上がりそうだね
SBI証券の積立後の配当金受け取り方法の変更
以下にSBI証券での積立後の分配金受け取り方法を変更する手順を説明します。
①「口座管理」→「保有証券」

②変更したいファンドの「分配金受け取り方法」列の「変更」を選択

③パスワードを入力して「登録・変更」


当然わが家はSBI・SCHDだね

SBIはいつでも変更できるので気が変わった時助かります