FXは自分の小遣いでトレードしています。
月単位で損益がプラスになることを目標にしています。
現時点での10月の成績と反省、来週の戦略を考えます。
主要3通貨のファンダメンタルズ分析
主要3通貨(ドル、円、ユーロ)をとりまく現状をまとめ、大まかな戦略を考えます。
ドル高要因
- 金融引き締めを続けインフレと徹底的に戦う
CPIはピークアウトせず。原油が下がっても粘着性の高い住宅費がネック
労働市場が堅調 - リスクオフ(有事の円買い・ドル買い)
- 一人勝ちのアメリカ経済(エネルギー自給率高い)
ドル安要因
- 中国のドル売り介入準備
ユーロ高要因
- ウクライナ情勢の改善
- リスクオン
ユーロ安要因
- ウクライナ情勢の悪化、西側とロシアの対立
- エネルギー問題(ノルドストリームの破壊)
- 経常収支の悪化(ユーロ圏の低成長)
- イタリアの右派政権誕生
- イギリスの財政悪化懸念がユーロにも影響
基軸通貨でなんだかんだ強いアメリカ経済。アメリカはエネルギーの心配もありません。
世界的に景気後退懸念がありますが、欧州(ユーロ)はエネルギー問題でより深刻だと思うので、出来れば売りたいです。
円は一番は金利差が問題です。円をキャリーして他の通貨を買いたい。
買われるとすればリスクオフの円高。それならば同じくリスクオフで買われるドルに賭けたい。
→ドル買い一択、相手通貨は弱い円かユーロでいきたいところです。
通過強弱は、ドル>>>ユーロ>円
ドル円の現状と戦略
下記は週足でみたドル円の現状です。
今週は大陽線になりました。これで9週連続陽線です。
安値は145.233、高値は148.859です。値幅は3.626円。
ドル円日足チャート
※表示させているのは、20EMA、40EMA、100EMA、200EMA、一目均衡表の雲、マンスリーピボット
ドル円日足チャートで見ていきます。
ドル円は今年3月から強い上昇トレンドが発生しています。
8/26にはジャクソンホール会議の23時パウエル議長発言からドル高方向に動きました。
9/6の豪政策金利発表後、9/13のCPI発表後に一層のドル高円安になりました。
9/22の日銀政策決定会合で金融緩和継続が確認された後、145円を上抜けしましたが、その後の為替介入で一時140円台までドル円は下落しました。
10/7の雇用統計の結果が堅調、10/13のCPIが堅調でさらにドル高円安が進みました。
10/12には介入前の高値を上抜けし、その勢いのまま10/14には1998年8月の高値147.66円を日足の終値で完全に上抜けしました。
→長期は上昇トレンドの崩れはない。基本はロング目線。今からロングで入るならド短期。為替介入を期待してのショートは怖い
上昇チャネルの上限で止まりました。チャート的にはさすがに調整しそう
ドル円4時間足チャート
※表示させているのはボリンジャーバンド(±3σ)、100EMA、200EMA、パラボリック、マンスリーピボット、オシレーターは上からRCI、DMI
4時間足で各テクニカル指標を見ていきます。
パラボリックは買い続行中。
ボリンジャーバンドはミドルラインは上昇。幅がかなり広がっていっています。
RCIは3本とも上に張り付いており、天井示唆。買い優勢。
DMIは強い上昇トレンド発生中。
200EMAは上向き。買い優勢。
ボリンジャーバンドの幅がかなり広がってきていますね。
狭まってきたらもう手じまいしたい感じ。
上昇チャネルの上限であり、RCIも天井示唆なので、一旦調整はありそう。
もし介入があればいい押し目になりそうですね(笑)
介入を期待してのショートは私はおすすめしません。
調整後のロングがいいかな
ショートも怖いがここからの上値追いも怖すぎる
ユーロドルの現状と戦略
ユーロドル日足チャート
※表示させているのは、20EMA、40EMA、100EMA、200EMA、一目均衡表の雲、マンスリーピボット
今週からユーロドルも日足チャートから見ていきます。
ユーロドルは長期的な下降トレンドで、去年の5月から下げ続けています。
7/14についにパリティ割れしました。
8/22に再びパリティ割れした後、パリティ付近でのレンジ相場になりました。
9/21にプーチン大統領が部分的動員に署名したことを明らかにし、ウクライナ情勢の悪化懸念でユーロは大幅に下落しています。
9/22のFOMC後と、トラス政権の減税政策でのポンド安につられて、一層のドル高ユーロ安になりましたが、その後持ち直して上昇していました。
10/7の雇用統計も10/13のCPIもドル高の結果でしたが、欧州情勢でなかなか難しい動きです。
→長期は安定した下降トレンド。基本はショート目線。下降チャネルの上限に引き付けてから売るのが安全
ユロドルの日足チャートは真っ青で美しい・・・
ユーロドル4時間足チャート
※表示させているのはボリンジャーバンド(±3σ)、100EMA、200EMA、パラボリック、マンスリーピボット、オシレーターは上からRCI、DMI
4時間足で各テクニカル指標を見ていきます。
パラボリックは買い継続中ですが、このまま下がると売りに転換します。
ボリンジャーバンドは、ミドルラインは上向き一応買い優勢。幅が狭まっており、トレンドはない。
RCIは長期と中期は上昇、短期は下向き。トレンドなし。
DMIは売り優勢ですが、トレンドはない。
価格は200EMAの下におり、傾きは右肩下がりで売り優勢。
まとめると明確なトレンドはありません。
現在下降チャネルのセンターです。
下降チャネル的にはまだ下値余地がありますが、どちらに向かうか分かりません。
上でひきつけて、売りで入りたいですね。
短期足でショートしたい
10月の現時点での成績
※1回の仕掛けで、2回の決済に分けた場合、回数を2回に分けて記録しています。
投資用資金:130万円
今月の利回り:4.47%
勝ち回数:23回(92%)
負け回数:2回(8%)
リスクリワード:7.52
収益合計:58,775円
損失合計:▲680円
純利益:58,095円
今週のトレード回数は14回。ドル円とユーロドルが半々。
一番利益のとれたトレードは7947円、一番損失があったトレードは48円です。
CPI後のユーロドルショートが一番取れましたが、ドル円ロングかユーロドルショートかどちらにするか一瞬迷ってしまい、少し物足りない結果に。
為替介入の恐怖感が染みついているようです。
とんでもないヒゲが出たりするので、そこに引っかかるのも嫌なんですよね。
まぁ他は無駄なトレードをしなくてよかったです。
金曜日は小売売上高の後にユロドルのロングも久々にしました。
トラスさんの会見があり、そこでユーロ高に振れたんですよね。
ユーロドルもイギリスのせいで結構動きが難しいです。
まとめと反省|来週は難しそう
介入前の高値を、20日で超えてきました。
1997年から1998年の3回のドル売り・円買い為替介入で、それぞれ16日、38日、53日で上抜けしていたので、一応過去データと同じくらいの期間で抜けてきたので安心しました(笑)
来週は大きな指標はなさそうです。
火曜の鉱工業生産指数とか木曜のフィラデフフィア連銀くらいでしょうか。
それにしてもイギリスのトラス政権のせいでユーロドルがやりにくいといったらありません。
ドル円も介入警戒で入りずらいし。
ドル円はテクニカル的にもチャネルの上限でもあるし買われすぎになっているので、調整を待ちたいと思います。
相場が動かなければ無理はしない
- チャートを見返して自分のトレードを復習すること
- 通貨を絞る(ドル円>ユーロドル>ユーロ円)
- ドル円、ユーロ円は5万通貨、ユーロドルは3万通貨とする
- 週末・月末には注意する
- 21時半前、22時半前など直前に仕掛けない
- ロンドンフィックス前(夏:23時~24時、冬:24時~25時)は仕掛けない
- 指標トレードで決済後の深い追い禁止。多くても2回まで。
- ポジポジ病が発症しないように気をつける
- 雇用統計など大きな指標前、様子見ムードのときにトレードしない
→相場に合わせて自分も休む
→やるなら指標の結果を確認してから。十分利益は出せる - 動いてない(出来高が少ない)時間帯にやっても利益は取れない
→ATRでトレンド出そうか確認する
→指標後かNY時間に集中する - 買ってすぐ含み益になるようなところで仕掛ける
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