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【今週の重要指標と騰落率】2023年7月31日から8月4日|米国債の格下げと雇用統計

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

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騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

主要各国政策金利

主要各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

7月 米FOMC政策金利 5.25% 5.5% 5.5% (次回9月19~20日

7月 ECB政策金利 4.0% 4.25% 4.25% (次回9月14日)

7月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回9月21~22日)

8月 英中銀政策金利 5.0% 5.25% 5.25% (次回9月21日)

8月 豪中銀政策金利 4.1% 4.1% 4.1% (次回9月5日)

7月 NZ中銀政策金利 5.5% 5.5% 5.5% (次回8月16日)

7月 カナダ政策金利 4.75% 5.0% 5.0% (次回9月6日)

6月(第二四半期) スイス政策金利 1.5% 1.75% 1.75% (次回9月21日)

今週はオーストラリア、イギリスの政策決定会合がありました。

 

オーストラリア準備銀行は政策金利を4.1%に据え置きました。

据え置きは2会合連続です。

今後の利上げについては含みを残しました。

2025年後半には2-3%の目標レンジに戻るとの見通しを示しています。

 

イングランド銀行政策金利を0.25%ポイント引き上げ、5.25%としました。

利上げは14回連続で、2008年2月以来の高水準です。

英中銀は利上げ終了をほとんど示唆していません。

イギリスは賃金上昇も一因となって、インフレ率が高止まりしています。

FOMC6月のドットチャートと利上げ見通し

ドットチャート(政策金利見通し)

ドットチャート(政策金利見通し)は、3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。

6月に公表されたドットチャートでは、年末までに5.6%に上昇すると予想されています。

 

次回FOMCは9月19~20日です。

FedWatchでは、次回FOMC利上げなしが87%(先週は80%)0.25ポイントの利上げが13%(先週は20%)になっています。

利上げなしが増えましたね。

今週の重要指標とイベント

ISM(非)製造業景気指数

ISM(非)製造業景気指数

ISM(非)製造業景気指数とは、ISM(Institute for Supply Management)が公表しているアメリカの景況感を示す指標。
数値が50%を上回れば景気拡大50%を下回れば景気後退と判断される。
製造業は翌月第1営業日、非製造業は第3営業日に発表される。

ISM(非)製造業景気指数

※製造業が50を割ったときの背景色をグレーにしています。

※数値は、前回、予想、結果の順

7月 ISM製造業景気指数 46.0 46.8 46.4

7月 ISM非製造業景気指数 53.9 53.1 52.7

  • ISM製造業景気指数は前回を上回るが、予想は下回る
    9カ月連続で50を下回る
  • ISM非製造業景気指数は前回・予想を下回る
    サービス業の拡大傾向は維持されている。

米雇用統計

失業率

失業率は、労働人口に占める失業者の割合を示す。

毎月第1金曜日に発表される雇用統計の指標の一つ。

★予想より高い→米ドルの売り材料、予想より低い→米ドルの買い材料

非農業部門雇用者数

非農業部門雇用者数は、農業を除く分野で働く雇用者数。

毎月第1金曜日に発表される雇用統計の指標の一つ。

★予想より高い→米ドルの買い材料、予想より低い→米ドルの売り材料

米雇用統計

※数値は、前回、予想、結果の順

7月 失業率 3.6% 3.6% 3.5%

7月 非農業部門雇用者数[前月比] 20.9万人 19.9万人 18.7万人

7月 平均時給[前年比] 4.4% 4.3% 4.4%

7月 平均時給[前月比] 0.4% 0.3% 0.4%

  • 失業率は前回・市場予想を下回る
  • 非農業部門雇用者数は前回・市場予想を下回る
  • 平均時給は伸びが拡大

労働市場はまちまちです。なんだか前回と同じですね。

平均時給は賃金圧力がまだまだ強いですね。

雇用統計を受けて、かなりドル売り方向になりました。

 

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

【TOPIX】TOPIX指数

【NI225】日経225: -1.73%
TOPIXTOPIX指数: -0.70%
MOSマザーズ指数: 0.03%

今週は大陰線でした。

TOPIXは一時高値を超えていたようです。(↑チャート)

アメリカの株価指数

【NDX】ナスダック100指数

【DJI】ダウ指数: -1.11%
【SPX】S&P500指数: -2.27%
【NDX】ナスダック100指数: -3.02%

米国株は軟調

S&P500とナスダックは大陰線。3月以来の大きめの陰線です。(↑チャート)

3月からの上昇を考えれば、たいした下落じゃありませんね。

先進国の株価指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : -1.69%
DAX】ドイツDAX指数: -3.14%
【PX1】フランスCAC40指数: -2.16%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -2.53% 

欧州も今週はすべて陰線。

そろそろ上値が重くなってきました。

新興国株価指数

【HSI】香港ハンセン指数: -1.89%
【TAIEX】台湾加権指数指数: -2.60%
【SENSEX】インドSENSEX: -0.66%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: -2.88%

新興国もすべて陰線。

台湾がかなり下落してきました。

為替

米ドル/円

米ドル/円

今週の終値:141.686円
直近の高値:10月17日の週の151.944
直近の安値:1月16日の週の127.215

ドル円は一応陽線でした。0.539円上がりました。

20EMAの上で推移しています。

 

ドルインデックスは3週連続陽線。

ユーロインデックスは2週連続下落でしたが、今週は十字線。

円指数は下髭の長い短い陽線です。

その他指数の動向

VIX指数など

VIX恐怖指数)は17.09。先週13.34だったので、かなり上昇しました。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数153.35

140を上回っています。こちらも今週かなり上昇しました。

CNNの「Fear & Greed index」は69。5週連続EXTREME GREEDでしたが、今週はGREEDに下がりました。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

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株式市場はまだまだ貪欲

債券利回り

債券利回り

金利はまた上昇傾向に。

現在の米国債イールドカーブは下記の通り。逆イールドです。

3カ月物利回り>2年債利回り30年債利回り5年債利回り10年債利回り

30年債利回りが上昇してきました。

 

今回も下側に日本の債券利回りをのせておきます。

こちらも10年債、30年債と、長期国債利回りが上昇しています。

コモディティ(商品)

WTI原油

WTI原油は6週連続陽線、100EMAの上にいます。もうちょっとで4月の高値を更新しそうです。(↑チャート)

天然ガス先物は下落トレンドですが、4月に底打ちして上昇傾向。

ゴールドは上昇トレンドでしたが、5月1日の週を天井に調整中。

景気の先行指標のは年始を天井に下落中。5月折り返して上昇してます。

プラチナは4月を天井に下落中です。

CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンドでしたが、100EMAを支持線にゆるやかに上昇してきました。

バルチック海運指数は2021年10月を天井に下落トレンド。

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景気後退懸念減速?コモディティ堅調です

仮想通貨

ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していました。

6月19日の週に大陽線になってから、なだらかに下落しています。

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なかなか前回高値をはっきり上抜けませんね

まとめ

今週は2度日銀による臨時国債の買い入れがあり、ドル高に振れました。

ADP雇用は良かったんですが、雇用統計はまちまち。

 

また格付け会社のフィッチよる、米国債の格下げがありました。

最上級の「AAA」から「AA+」に一段階の引き下げです。

過去のロシア国債の格下げの際、記事で格付けについて書いたので参考にしてください。

rakkosan777.hatenablog.com

フィッチについては乗せなかったんですが、S&Pグローバルと同じだったはずです。

格付け会社としてはまぁ上から3つ目くらいなので、そこまで影響はなさそうですね。

今週は株は軟調でしたが(笑)

振り返っていれば、リスクオフの相場になりました。

暑すぎる毎日ですが、夏バテせずにばんがりましょう!