今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
2月 米FOMC政策金利 4.5% 4.75% 4.75% (次回3月21~22日)
2月 ECB政策金利 2.5% 3.0% 3.0% (次回3月16日)
1月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回3月9~10日)
2月 英中銀政策金利 3.5% 4.0% 4.0% (次回3月23日)
2月 豪中銀政策金利 3.1% 3.35% 3.35% (次回3月7日)
2月 NZ中銀政策金利 4.25% 4.75% 4.75% (次回4月5日)
1月 カナダ政策金利 4.25% 4.5% 4.5% (次回3月8日)
12月 スイス政策金利 0.5% 1.0% 1.0% (次回3月23日)
今週はNZ中銀の政策金利の発表がありました。
事前予想と同じ0.25ポイントの利上げで、政策金利は4.75%となりました。
次回FOMCは3月21~22日です。
FedWatchでは、次回FOMCで0.25ポイントの利上げが73.0%、0.5ポイントの利上げが27.0%の予想になっています。
0.5%の利上げ予想は先週は18.1%でした。
やっぱり今年利下げは無理なのでは
今週の重要指標とイベント
米PMI(購買担当者指数)
PMI(購買担当者景気指数)とは、企業の購買担当者へのアンケート結果をもとに景況感を指数化した指標。
数値が50を上回れば景気拡大、50を下回れば景気後退と判断される。
製造業PMIはGDPより2ヵ月先行しているため、マーケットで注目される。
※数値は、前回、予想、結果の順。
- 2月 製造業PMI 46.9 47.3 47.8
- 2月 非製造業(サービス業)PMI 46.8 47.4 50.5
- 2月 総合(コンポジット)PMI 46.8 47.4 50.2
- 製造業、非製造業、総合ともに前回、予想より上回った
- 総合PMIは8カ月ぶりの高水準。好不況の境目の50をわずかに上回る
米PCEデフレータ(個人消費支出)
PCEデフレーター(個人消費支出)とは、個人消費の物価動向を示す指標。
PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものをPCEコアデフレーターといい、CPIより調査対象となる範囲が広く、FRBが最も重視している物価指数である。
米商務省が毎月末に発表している。
※数値は、前回、予想、結果の順
- PCEデフレータ[前月比] 0.1% 0.4% 0.6%
- PCEデフレータ[前年比] 5.0% 4.9% 5.4%
- PCEコアデフレータ[前月比] 0.3% 0.4% 0.6%
- PCEコアデフレータ[前年比] 4.4% 4.3% 4.7%
- 個人所得[前月比] 0.2% 0.9% 0.6%
- 個人支出[前月比] -0.2% 1.0% 1.8%
- FRBがインフレ指標として注目しているPCEコアデフレーターは、ともに前回を上回る
- 個人所得・個人支出共に前月より増加
個人支出は2021年3月以来の大きな伸び
今週の出来事
日銀総裁候補植田和男氏に所信聴取
▶物価について
- 来年度半ばにかけて2%を下回る水準に低下していく
- 物価目標が実現すれば大量の国債購入はやめる
- 大量に買ったものを今後どうしていくかは大きな問題
現在は具体的に言及するのはまだ時期尚早
日本の物価次第というですね
来週の重要指標
日経平均は3週連続陰線。上値が重い。
マザーズも3週連続陰線。
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: -2.67%
【NDX】ナスダック100指数: -3.14%
ダウは3週連続(ほぼ)十字線でしたが、ここにきて大幅下落。
S&P500とナスダックも下落中。
下降チャネルで反発するか、それとも戻ってくるか?(↑チャートはS&P500指数)
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: -1.76%
【PX1】フランスCAC40指数: -2.18%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -2.65%
今週は全指数陰線です。
さすがにね・・・。
新興国の株価指数
香港ハンセン指数は続落、4週連続陰線。
インドはヨコヨコです。
チャートはVWOのもの。(↑チャート)
為替
今週から為替も見ていきます。
騰落率を見てもあまり意味がないので、週足で少しチャート分析もしていきます。
【DXY】ドル指数
100EMAで反発して4週連続陽線。今週は強い陽線。
20EMAと40EMAを上抜けしています。
現在は一目均衡表の雲を上抜けするかどうかというところ。
【EXY】ユーロ指数
100EMAで反発して下落中。
現在は一目均衡表の雲の中。
20EMAと40EMAがゴールデンクロスしていたんですが、ローソクはそのEMAまで戻ってきています。
上昇トレンドのはじめかもしれませんが、雲の中なので荒れそう。
【JPY】円指数
一目均衡表の雲を抜けられずに、雲に沿って下落中。
再び下降トレンドに入りそうです。
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は21.68。先週とほぼ変わりませんが、一旦上がって下がりました。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は121.22。
SKEW指数は140を超えたら注意です。
CNNの「Fear & Greed index」は先週の69から59になりました。
GREEDから変わらずです。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
株式市場は「強欲」です
米国債券利回り
現在のイールドカーブは下記の通り。
2年債利回り>3カ月物利回り>5年債利回り>10年債利回り>30年債利回り
すべての債券利回りが上昇しています。
特に2年債、5年債が上昇しました。2年債は昨年11月の利回りを更新しましたね。
米国債券
【EDV】バンガード超長期米国債ETF: -1.52%(最低は-56.50%)
【BND】バンガード米国トータル: -0.84%(最低は-18.54%)
【TLT】iシェアーズ 米国国債 20年超えETF: -1.38%(最低は-45.88%)
3週連続下落中です。
米国債利回り上昇で、債券価格が軒並み下落です。
コモディティ(商品)
WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移。ヨコヨコです。今週は十字線でした。
一方天然ガス先物は下落トレンドですが、今週はひさびさの大陽線です。
ゴールドは下落中。米国債券利回りがかなり上昇してるので、4週ほど下落が続いています。
景気の先行指標の銅は最近下落気味です。
プラチナは7週連続陰線。なかなか止まりません。上髭の長い陰線です。
CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンド。今週は短陰線。
バルチック海運指数は昨年の10月を天井に下落トレンド。今週は久々の大陽線です。
堅調だったゴールドもここで止まるか?
仮想通貨
ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していましたが、200EMAまで戻してきました。
仮想通貨はあまり買う理由がないです
まとめ|潮目が変わった
雇用統計から潮目が変わりました。
米国の堅調な経済指標の発表が続いています。
利上げ継続で、さすがにノーランディングということはなさそう、という雰囲気になってきましたが、そんなに株価大暴落という感じでもないですし、ソフトランディグくらいで終わるといいなと思っています。
米国債利回りが急上昇していますが、そのわりにドル円はこんな水準?という感じです。
昨年がよっぽど買われすぎだったということなのでしょうか?
ドルをどこまで待つか悩みますね。
135円を上抜けることはできたので、売り方のストップを買って目線も上向きになったとは思います。(↑ドル円週足チャート)
なんにしろ、面白くなってきました。
株式指数の買い増し局面が再びくるか分かりませんが、見逃さないようにします。