今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
今週はブラックサンタ(黒田)さんからの円高のプレゼントがありました!
※チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ|日銀長期金利引き上げ!
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
11月 米FOMC政策金利 4.0% 4.5% 4.5% (次回1月31~1日)
12月 ECB政策金利 2.0% 2.5% 2.5% (次回2月2日)
12月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回1月17~18日)
12月 英中銀政策金利 3.0% 3.5% 3.5% (次回2月2日)
12月 豪中銀政策金利 2.85% 3.1% 3.1% (次回2月7日)
11月 NZ中銀政策金利 3.5% 4.25% 4.25% (次回2月22日)
12月 カナダ政策金利 3.75% 4.0% 4.25% (次回1月5日)
12月 スイス政策金利 0.5% 1.0% 1.0% (次回3月23日)
前回もう主な金融イベントは終わったと言ってしまいましたが、とんでもないサプライズがありました。
日銀は、20日の金融政策決定会合で政策金利(短期金利)を0.1%と据え置きました。
しかし長期金利の変動幅については、従来の±0.25%程度から、±0.5%程度に拡大しました。
ETFやJ-REITの資産買い入れ方針は、前回から据え置きです。
これを受けてドル円は急落し、一時130円台半まで円高が進みました。
日銀の黒田総裁の記者会見の発言は以下の通り。
- 「市場機能改善に向けたもので、利上げではない」と強調
- 「出口戦略の一歩ではない。さらなる変動幅拡大は必要ない」
- 「金利政策の基本は変わっていない。修正によって企業金融への波及が円滑になり、景気にはプラスだ」
なんだかよく分かりませんね。特に後半(笑)近日中に整理したいと思います。
さて次回FOMCは1月31~2月1日です。
FedWatchでは、次回FOMCで0.25ポイントの利上げが65.9%(先週は75.0%)、0.5ポイントの利上げが34.1%(先週は25.0%)の予想になっています。
年末にやめてぇ
今週の重要指標とイベント
今週の出来事
中国、ゼロコロナ辞めます
あれだけ固持していたゼロコロナ政策を緩和しました。
しかし感染が大爆発し、火葬場に行列ができるほどの死者だそうです。
日本のパブロンや、レモンが効くといって買占めが起こっているようです。
なぜ中国だけそんなに死者がでるのか・・・中国のコロナだけ強毒なのか?
それとも環境が悪すぎるのでしょうか?訳が分からないです。
爆弾低気圧襲来!
- 米、クリスマスに向け「爆弾低気圧」が襲来 気温-40度で視界ゼロ、5000便以上が欠航(ニューズウィーク日本版)
日本の大雪も爆弾低気圧の影響のようです。
12月になって我が家もついにエアコンを入れました(笑)
先週くらいはイギリスの寒波もニュースになってましたね
来週の重要指標
日経めっちゃ落ちましたね。なんだこの大陰線は。(↑チャート)
上昇チャネルを下抜けしてしまいました。
まだレンジの範囲ではありますが。
そしてマザーズは8.72%の下落率。死んでますね。
利上げ(黒田さん曰くじゃないらしいが)すればそうなるわなぁ・・・
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: -0.20%
【NDX】ナスダック100指数: -2.30%
ダウだけ陽線。
日本の金利が上がったことで、米国の金利もつられて上がった影響のようです。
金利の上昇に弱いナスダックは弱いですね。(↑チャート)
前回安値に迫りました。
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: 0.34%
【PX1】フランスCAC40指数: 0.81%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -0.31%
今週は全指数プラスの騰落率。
イギリスは先週の始値まで戻しました。大陽線。
イギリスは堅調ですね。
新興国の株価指数
香港ハンセン指数は陽線ですが下降トレンド中。
インドは3週連続陰線です。
新興国悪くないですね
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は20.86。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は114.57。
SKEW指数は140を超えたら注意です。
CNNの「Fear & Greed index」は先週の42から39になりました。
今週も「FEAR」です。
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
そこまでVIXは上がりませんね
米国債券利回り
現在10年債利回りは3.827%です。2年債は現在4.327%です。
再び上昇をはじめました。
現在のイールドカーブは下記の通り。
2年債利回り>3カ月物利回り>5年債利回り>30年債利回り>10年債利回り引き続き逆イールドです。
コモディティ(商品)
200EMAの上まで戻ってきましたが、下降トレンド継続です。
ゴールドは今週は陽線で上昇継続。
景気の先行指標の銅は陽線。上昇中ですがヨコヨコ。
プラチナも陽線上昇継続。
CRB指数(国際商品先物指数)は今週は陽線ですが下降継続中です。
寒波で原油上がるかな?
仮想通貨
ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落。
ヨコヨコですが、とても弱い。
買う材料がない
まとめ|日本は市場との対話が下手なのか?
CPIとFOMCを乗り越えたと思ったらどえらい爆弾がきました。
今回の金融政策決定会合もなにも変わらないと思っていました。
年末にこんなサプライズいらない・・・
まさか年末にさらに円高が進行するとは(;^_^A
利上げ(に近いこと)ってサプライズですることじゃないような。
「市場との対話?なにそれ美味しいの?」って感じだね
というかサプライズが大きければ大きいほど、「急激な為替変動」が起こるんですけど!?
ところで翌日の朝のニュースで、この長期金利の許容幅の拡大について、キャスターが「一言で言うとこれはいいニュースなんですか?悪いニュースなんですか?」と経済に強いコメンテーターに質問する場面がありました。
コメンテーターは「悪いニュースです」という返答でした。
利上げに近いことなので、金融緩和の修正ではありますが、それを悪いニュースだと一言で言わせるのはなかなか乱暴だなと思いました。
その後に悪いニュースである理由は言っていましたが。
利上げは「良い」か「悪い」に分類できるニュースではないと思うのですが・・・
金融緩和したり引き締めたりしながら経済が循環するように調整しているものだと思うのですが。
利上げに至る背景をちゃんと教えて欲しいです。
地方の朝の番組にそこまで求めるのは酷なのか?
「細かいことはいいから、結論を教えて」というのは最近の日本人の傾向ですよね。
テレビは人間の考える力を削ぎますね。
というかメディアは円安をあれだけ「悪い円安」と叩きながら、利上げ(に近いこと)したら叩くのなんだかなーって感じです。
輸入品下がるし、海外旅行も安くなるよ?前は円安で物価が上がってるって言ったよね?だから喜べば?
要するに何しても叩く。野党と同じですね。
どっちかっていうと私は円安がいい・・・
自分がドル円ロングしてるからだろ(笑)