おふたりさまのアーリーリタイア

DINKs(夫正社員+妻派遣)夫婦が、経済的に安定してアーリーリタイアを目指します。

【今週の重要指標と騰落率】2023年4月24日から4月28日|植田総裁初の日銀会合、SKEW指数は上昇

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

今週は結構動いていて面白いです。

妻アイコン

騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

主要各国政策金利

各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

3月 米FOMC政策金利 4.75% 5.0% 5.0% (次回5月2~3日)

3月 ECB政策金利 3.0% 3.5% 3.5% (次回5月4日)

3月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回4月27~28日)

3月 英中銀政策金利 4.0% 4.25% 4.25% (次回5月11日)

3月 豪中銀政策金利 3.6% 3.6% 3.6% (次回5月2日)

3月 NZ中銀政策金利 4.75% 5.00% 5.25% (次回5月24日)

4月 カナダ政策金利 4.5% 4.5% 4.5% (次回6月7日)

3月 スイス政策金利 1.5% 1.5% 1.5% (次回6月22日)

今週末に日銀金融政策決定会合がありました。

大雑把にまとめます。

  • 現行の金融緩和(長短金利操作つきイールドカーブ・コントロール政策)を維持
    →全員一致
  • 1年から1年半かけて1990年代後半以降の金融緩和政策のレビューを行う
    →まとまった時点で随時公開する
    →レビューの期間中の政策変更もありうる
  • 物価見通しは、これまでの1.6%から1.8%に引き上げ
  • 2%の物価目標について
    ▶2%に近い数字が続いているが、もう少し辛抱して粘り強く金融緩和を続けたい
    ▶「金融引き締めが遅れて2%を超えるインフレ率が持続するリスク」よりも、「拙速な引き締めによって2%を実現できなくなるリスク」のほうが大きい

会合結果の発表後に円売りが優勢、債券市場では買いが優勢となりました。

株式相場も値上がりしました。

ドットチャートと利上げ見通し

ドットチャート

次回FOMCは5月2~3日です。

FedWatchでは、次回FOMC利上げなしが16.1%(先週は10.7%)0.25ポイントの利上げが83.9%(先週は89.3%)になっています。

利上げなしが増加してますね。

ファースト・リパブリック・バンク経営難の影響でしょうか。

今週の重要指標とイベント

米実質GDP

GDP国内総生産

GDP国内総生産とは、国内で新たに生産された財やサービスの「付加価値」の総額。実質GDPは、名目GDPから物価変動の影響を除いたもの。

四半期ごとに発表され、速報値は四半期終了後の翌月末に発表される。

多くの国では2期連続でGDPがマイナスになるとリセッション(景気後退)とみなされる(=テクニカル・リセッション)が、実際の判断は全米経済研究所(NBER)が行う。

※数値は、前回、予想、結果の順

第1四半期 実質GDP[前期比年率] 2.6% 2.0% 1.1%

  • 1~3月(第1四半期)の米GDPは前期比で予想以上に減速
  • 設備投資が低調、在庫も縮小

米PCEデフレータ(個人消費支出)

PCEデフレーター(個人消費支出)

PCEデフレーター(個人消費支出)とは、個人消費の物価動向を示す指標。

PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものをPCEコアデフレーターといい、CPIより調査対象となる範囲が広く、FRBが最も重視している物価指数である。
米商務省が毎月末に発表している。

※数値は、前回、予想、結果の順

  • 第1四半期 PCEコアデフレータ[前期比年率] 4.4% 4.6% 4.9%
  • 第1四半期 個人消費[前期比年率] 1.0% 4.2% 3.7%

  • 食品とエネルギーを除くコアは4.9%上昇と市場予想を上回り、1年ぶりの高い伸び
  • 個人消費は3.7%増(前期1%増)に加速し、ほぼ2年ぶりの高い伸び
    消費は財とサービスの両方で増え、特に自動車の購入が大きく伸びた

インフレ根強いですね。

 

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

TOPIX

【NI225】日経225: 1.02%
TOPIXTOPIX指数: 1.10%
MOSマザーズ指数: -1.01%

日経は28000円を明確に突破。2022年8月の高値を抜けるでしょうか?

そしてTOPIXは上昇チャネルの上限を上抜けました!(↑チャート)

面白くなってきましたね。

アメリカの株価指数

ナスダック100指数

【DJI】ダウ指数: 0.86%
【SPX】S&P500指数: 0.87%
【NDX】ナスダック100指数: 1.89%

アメリカも3指数とも下髭陽線。

ナスダック特に強いですね。(↑チャート)

先進国の株価指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : -0.55%
DAX】ドイツDAX指数: 0.26%
【PX1】フランスCAC40指数: -1.13%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 0.53% 

欧州はまちまち。

イギリスは5週連続の陽線でしたが、今週は陰線。

フランスCAC40は先週高値更新しましたが、今週は陰線。

ドイツDAXは陽線です。

新興国株価指数

【HSI】香港ハンセン指数: -0.90%
【SENSEX】インドSENSEX: 2.44%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: 0.73%

新興国もまちまち。

インドSENSEXは強い陽線です。

為替

米ドル/円

米ドル/円

今週の終値:136.279円
直近の高値:10月17日の週の151.944
直近の安値:1月16日の週の127.215

今週は大陽線でした。日銀金融政策決定会合後に円売りです。

20EMAと40EMAを上抜け。現在は一目均衡表の雲の中です。

上昇チャネルを引いてみました。

前回高値(137.9円)を上抜けたら上昇トレンド発生かな?

その他指数の動向

VIX指数など

スキュー指数

VIX恐怖指数)は15.77。6週連続陰線です。2021年10月以来の低水準。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数138.44。(↑チャート)

VIXは下がってますが、スキュー指数は上昇傾向。140に迫ってきました

SKEW指数は140を超えたら注意です。

CNNの「Fear & Greed index」は60になりました。

先週から5下がりました。4週連続GREEDです。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

妻アイコン

株式市場再び強気へ

米国債券利回り

金利は先週からあまり変わらず。

現在のイールドカーブは下記の通り。

3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り5年債利回り>10年債利回り

コモディティ(商品)

WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移しています。

一方天然ガス先物は下落トレンドですが、3週連続陽線。

ゴールドは上昇トレンド。現在は高値でヨコヨコ。

景気の先行指標のはヨコヨコですが、最近弱い。

プラチナは大幅上昇。今週は陰線。

CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンド。

バルチック海運指数は昨年の10月を天井になだらかな下落トレンドですが、2月半ばから強い。

妻アイコン

OPECプラスの減産決定で上昇した原油も戻りつつあります

仮想通貨

ビットコイン/ドル

ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していましたが、200EMAまで戻してきました。

今週は100EMAあたりで推移。

妻アイコン

底打ちしたかな?

まとめ|日本の長期金利が急低下

日本のイールドカーブ

現在の日本のイールドカーブは上記のようになっています。

長期金利が下がっています。

金融政策決定会合で政策修正に期待し、金利上昇を見越していた投資家が国債を売っていたようですが、買い戻しに動きました。

そして円安ですね。

まぁ日銀政策決定会合は無事通過できてよかったです。

 

最近気になるのは、新興国のドル離れ。

ドルに限らず、ユーロや円の依存より、元やゴールドを重視している傾向。

最近のゴールド上昇の流れも、新興国のゴールド買いがあるかもしれません。

しかしここでゴールドを買う勇気がないです(笑)

 

そしてVIXは下落していますが、スキュー指数が上昇しています。

中長期的なテールリスクへ備えつつあるということです。

株高と言っても楽観はできないですね。