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【今週の重要指標と騰落率】2023年5月1日から5月12日|GW中も日本株は堅調

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

GW挟んで1週さぼったので、今回の記事は重要指標が盛りだくさんです。

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騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

主要各国政策金利

主要各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

5月 米FOMC政策金利 5.0% 5.25% 5.25% (次回6月13~14日)

5月 ECB政策金利 3.5% 3.75% 3.75% (次回6月15日)

4月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回6月15~16日)

5月 英中銀政策金利 4.25% 4.5% 4.5% (次回6月22日)

5月 豪中銀政策金利 3.6% 3.6% 3.85% (次回6月6日)

3月 NZ中銀政策金利 4.75% 5.00% 5.25% (次回5月24日)

4月 カナダ政策金利 4.5% 4.5% 4.5% (次回6月7日)

3月 スイス政策金利 1.5% 1.5% 1.5% (次回6月22日)

先週今週と、各国政策金利の発表が多数ありました。

 

まずはオーストラリア。

据え置きの市場予想に反し、0.25ポイントの利上げで3.85%としました。

これはサプライズ利上げです。前回は利下げを示唆していたような。

インフレ抑制と、労働市場のタイトさが理由のようです。

 

次にアメリカ。

FOMCは市場予想通り政策金利を0.25ポイント引き上げて5.25%としました。

今回は利上げの打ち止めを示唆しています。

「いくらかの追加引き締めが適切となる可能性を見込む」の文言が削除されました。

 

次にユーロ圏。

ECBは市場予想通り、0.25ポイントの利上げで政策金利を3.75%としました。

ラガルド総裁は利上げは「停止しない。それは極めて明白だ」と述べています。

0.5ポイント利上げを求めるメンバーもいたようですね。

一番ECBがタカ派ですね。

 

最後にイギリスです。

英中銀は、市場予想通り0.25ポイント引き上げて4.5%としました。

9人のメンバーのうち2人が据え置きを支持しました。

イギリスの4月のCPIは前年比で10.1%です。うーん。道は遠いですね。

3月のドットチャートと利上げ見通し

ドットチャート

ドットチャート(政策金利見通し)は、3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。

次回FOMCは6月13~14日です。

FedWatchでは、次回FOMC利上げなしが84.5%0.25ポイントの利上げが15.5%になっています。

次回は利上げなしを示唆してますしね。

それでも利上げありが15.5%もいるのかという感想です。

今週の重要指標とイベント

ISM(非)製造業景気指数

ISM(非)製造業景気指数

ISM(非)製造業景気指数とは、ISM(Institute for Supply Management)が公表しているアメリカの景況感を示す指標。
数値が50%を上回れば景気拡大50%を下回れば景気後退と判断される。
製造業は翌月第1営業日、非製造業は第3営業日に発表される。

ISM製造業景気指数

※製造業が50を割ったときの背景色をグレーにしています。

※数値は、前回、予想、結果の順

4月 ISM製造業景気指数 46.3 46.7 47.1

4月 ISM非製造業景気指数 51.2 51.9 51.9

  • ISM製造業景気指数は前月から上昇だが、分岐点の50を5ヵ月連続で下回る
  • ISM非製造業景気指数も前回を上回る。

製造業・非製造とも前月より上向いてます。

 

米雇用統計

失業率

失業率は、労働人口に占める失業者の割合を示す。

毎月第1金曜日に発表される雇用統計の指標の一つ。

★予想より高い→米ドルの売り材料、予想より低い→米ドルの買い材料

非農業部門雇用者数

非農業部門雇用者数は、農業を除く分野で働く雇用者数。

毎月第1金曜日に発表される雇用統計の指標の一つ。

★予想より高い→米ドルの買い材料、予想より低い→米ドルの売り材料

米国雇用統計

※数値は、前回、予想、結果の順

4月 失業率 3.5% 3.6% 3.4%

4月 非農業部門雇用者数[前月比] 23.6万人 17.9万人 25.3万人

4月 平均時給[前年比] 4.2% 4.3% 4.4%

4月 平均時給[前月比] 0.3% 0.3% 0.5%

  • 失業率は前回・市場予想より下回る。数十年ぶりの低水準
  • 非農業部門雇用者数は前回・市場予想を上回る
  • 平均時給は伸びが加速

労働市場は強いです。

失業率は、過去最低付近で推移しています。

 

消費者物価指数(CPI)

CPI(消費者物価指数

CPI(消費者物価指数とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。

消費者物価指数(CPI)前年比

消費者物価指数(CPI)前年比

▼前年比

※数値は、前回、予想、結果の順

3月 消費者物価指数(CPI) [前年比] 5.0% 5.0% 4.9%

3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年比] 5.6% 5.5% 5.5%

  • 前年比のCPIは2年ぶりに5%を下回り、2021年4月以降で最小
  • 前年比のCPIコアは前回を下回り、市場予想通りの5.5%
消費者物価指数(CPI)前月比

消費者物価指数(CPI)前月比

▼前月比

※数値は、前回、予想、結果の順

4月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.1% 0.3% 0.4%

4月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.4% 0.3% 0.4%

  • 前月比のCPIは、前回・市場予想を上回る。ガソリン価格や家賃が上昇した。
  • 前月比のCPIコアは、前回を下回り、市場予想通りの0.4%

総合CPIは順調に下がり、やっと5%を下回りました。

しかしCPIコアはしぶといです。

 

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

TOPIX指数

【NI225】日経225: 0.79%
TOPIXTOPIX指数: 1.01%
MOSマザーズ指数: 0.48%

日経は29000円台にのせました。2022年8月の高値も抜けましたね。

そしてTOPIXは堅調です。(↑チャート)

目指すは2021年9月の高値ですね。

その前にリターンムーブで、チャネルの上限まで戻ってくるかもしれません。

マザーズは冴えないですね。ヨコヨコです。

アメリカの株価指数

ナスダック100指数

【DJI】ダウ指数: -1.11%
【SPX】S&P500指数: -0.29%
【NDX】ナスダック100指数: 0.61%

ダウとS&P500は2週連続の陰線。

ナスダックは堅調です。(↑チャート)

先進国の株価指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : -0.31%
DAX】ドイツDAX指数: -0.30%
【PX1】フランスCAC40指数: -0.24%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -0.39% 

欧州は今週は軟調

3指数とも陰線です。

新興国株価指数

【HSI】香港ハンセン指数: -2.11%
【SENSEX】インドSENSEX: 1.59%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: -2.08%

新興国はまちまち。

香港ハンセン指数は6週連続陰線です。

インドSENSEXは強い陽線で、前回高値にトライしそうです。

為替

米ドル/円

米ドル/円

今週の終値:135.744円
直近の高値:10月17日の週の151.944
直近の安値:1月16日の週の127.215

今週は陽線でした。

20EMAと40EMAの上で推移。現在は一目均衡表の雲の中です。

前回高値(137.9円)を上抜けたら上昇トレンド発生。

債務上限問題でなかなか難しそうです。

その他指数の動向

VIX指数など

VIX恐怖指数)は17.06。低水準が続きます。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数140.26

VIXは下がってますが、スキュー指数は上昇傾向。ついに140を超えました。

SKEW指数は140を超えたら注意です。

CNNの「Fear & Greed index」は58になりました。6週連続GREEDです。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

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株式市場は強気ですが・・・

米国債券利回り

金利はヨコヨコです。

現在のイールドカーブは下記の通り。

3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り10年債利回り>5年債利回り

コモディティ(商品)

WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移していましたが、今週は200EMAの下に。

下落基調が続いています。

一方天然ガス先物は下落トレンドですが、ヨコヨコ。

ゴールドは上昇トレンド。現在は高値でヨコヨコ。

景気の先行指標のは年始を天井に下落中。

プラチナはヨコヨコ、3週連続陽線。

CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンド。

バルチック海運指数は昨年の10月を天井になだらかな下落トレンドですが、2月半ばから強い。

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エネルギー価格が落ち着いています

仮想通貨

ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していましたが、200EMAまで戻してきました。

今週は100EMAあたりで推移。

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底打ちしたかな?

まとめ|SKEWが140突破

色々重要指標があったので、何に注目していいか分からない…

全体的に市場予想通りって感じですね。

雇用統計は良かったですね。CPIはまぁ落ち着いています。

 

それにもしても、米国の「債務上限問題」というワードを聞く頻度が日に日に増えています。

正直またか、という感じですが・・・はやく終わってほしいです。

スキューが上がっているのも債務上限問題と関係あるかな?

 

これだけVIXが下落していれば、今後反転してVIXが上がって株価が下がるかなと思います。

VIXでトレードしている人がいるかは分かりませんが、そういうチャートに見えますね~。

私は株式指数は空売りしませんが、買いか売りかどっちかしろと言われたら売りたいかな(笑)

債務上限引き上げ決定までは下落、そこから反転して上昇→年後半は株価上昇・・・な~んて。

そして来年はソフトランディグで株価下落、新NISAで安く買えたらいいな、という妄想をしてます。