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【スポット購入】S&P500の暴落とマイナス4%ルールまとめ

【スポット購入】S&P500の暴落とマイナス4%ルールまとめ

毎月の投資信託の積み立ての他に、独自のルールでスポット購入を行っています。

スポット購入ルールのまとめと、1998年から2023年までのS&P500のスポット購入ルールの発現回数をまとめました。

この記事はこんな人におすすめ
投資信託ETFを積み立てている人
●スポット購入のルールを作る参考にしたい人
●既に積立投資をしているが、余剰資金を一括で投資したい人
●S&P500が過去どれくらい下落したか知りたい人

 

 

はじめに

S&P500のチャート

1995年以降の暴落をTradingviewでS&P500のチャート上に表示させたのが上記チャートです。

暴落期間(高値から底値まで)を赤回復期間(底値から暴落前の高値に回復するまで)を青で背景に色をつけています。

スポット購入ルール

私は積立投資している指数すべてで、2つのルールでスポット購入を行っています。

スポット購入ルール①マイナス4%ルール

スポット購入ルールの1つ目は、マイナス4%ルールです。

週足で「騰落率マイナス4%以下」で「RSI(期間9)が40%以下のとき、1~2か月分買い増すことをルール①としています。

スポット購入ルール②高値からの下落率

スポット購入ルールの2つ目は、高値からの下落率です。

週足で過去の高値からの下落率が5%更新する度に買い増します。

  • スタートは下落率10%から
  • 下落率10%、15%、20%、25%、30%、…という風に下落率が更新する度に買い下がる
     例)20%更新したら2か月分、30%更新したら3か月分…
  • ルール①とルール②が同時に点灯した場合は購入金額が多い方で買う

S&P500年足チャート

まずは過去どんな暴落があったかまとめます。

下記は1998年以降のS&P500の年足チャートです。

S&P500年足チャート

主な暴落

2000年 ITバブル崩壊
2008年 サブプライムショック~リーマンショック
2015年 チャイナショック
2018年 米中貿易摩擦
2020年 新型コロナショック
2022年 米利上げショック

暴落になった理由や詳しい期間などについては、以下の記事で詳しく書いているのでよろしければご覧ください。

 

 

S&P500のスポット購入ルール①マイナス4%ルールが発動した回数

S&P500のスポット購入ルール①マイナス4%ルールが発動した回数

上記グラフはスポット購入ルール①「週間騰落率-4%以下かつRSI(9)40%以下出現回数」をまとめたものです。

年足で陽線だったものは白、陰線だったものは黒で表示させています。

S&P500の1998年以降のスポット購入ルール①の発現回数は50回でした。

1年あたりのスポット購入タイミングの回数は1.9回です。

中央値は2回です。

 

では過去の主な暴落でどれくらいスポット購入ルール①が発動していったか見ていきます。

後に出てくるチャートの背景色は、下記のルールでつけています。

チャート背景の色について
  • RSI(期間9)が40%以下」かつ「マイナス4%以下の騰落率」→黄色
  • RSI(期間9)が40%以下」かつ「マイナス5%以上の騰落率」→ピンク
  • RSI(期間9)が40%以下」かつ「マイナス10%以上の騰落率」→赤色

2000年 ITバブル崩壊

2000年 ITバブル崩壊のチャート

2000年から2002年にかけて、ITバブル崩壊で3年連続の陰線になりました。

2021年9月11日には同時多発テロもありました。

この3年間で11回(2000年は2回、2001年は5回、2002年は4回)のマイナス4%ルールが発動しました。

最大の週間の下落率は11.6%でした。

暴落前の高値(2000年3月24日)から安値(2002年10月10日)に達する期間は930日(2.5年)で、なんとマイナス50.5%の騰落率でした。

2007年 サブプライムショックとリーマンショック

2007年 サブプライムショックとリーマンショックのチャート

2007年はサブプライムショックからリーマンショックです。

この暴落で14回(2007年は1回、2008年は7回、2009年は6回)のマイナス4%ルールが発動しました。

最大の週間の下落率は18.20%でした。

暴落前の高値(2007年10月11日)から安値(2002年10月10日)に達するまでの期間は512日で57.7%の下落率でした。

2018年9月 長期金利上昇と米中貿易摩擦(クリスマスショック)

2018年9月長期金利上昇と米中貿易摩擦(クリスマスショック)のチャート

2018年9月は長期金利上昇と米中貿易摩擦で、3回のマイナス4%ルールが発動しました。

最大の週間の下落率は7.05%でした。

暴落前の高値(2018年9月21日)から安値(2018年12月26日)に達するまでの期間は96日で20.2%の下落率でした。

2020年 新型コロナショック

2020年新型コロナショックのチャート

2020年の新型コロナショックでは、わずか1ヶ月のうちに3回のマイナス4%ルールが発動しました。

1回目が11.49%、2回目が8.79%、3回目は14.98%の下落でした。

暴落前の高値(2020年2月19日)から安値(2020年3月23日)に達するまでの期間は33日で35.4%の下落率でした。

2022年 米利上げショック

2022年米利上げショックのチャート

2022年はインフレを抑え込むための、年間5%以上の急速な利上げにより、景気後退懸念で大陰線となりました。

マイナス4%ルールが発動した回数は4回です。

最大の週間の下落率は5.79%でした。

暴落前の高値(2022年1月4日)から安値(2022年10月13日)に達するまでの期間は282日で27.5%の下落率でした。

S&P500まとめ|自分のルールを作ることが大事

S&P500、ナスダック、日経平均を1つの記事にまとめて書いていたんですが、あまりにも縦に長くなりそうなので分けて書いていこうと思います。

私がスポット購入を始めたのが2020年のコロナショックの後からなので、過去の暴落を振り返ると、こういうところで買えていたらなぁと強く思います。

コロナショックで買えなかったのは残念でした。

二番底があるのではないかと思い、買うことができませんでした。

テレビでも経済学者が日経平均が7000円になるとか言っていましたね。

私が買えなかったのはその発言をした人のせいではなく、自分で過去のデータを調べておらず、なんとなく他人の意見に頼ってしまったからだと思います。

何段下げになるかなんて決まっているわけではありません。

1段のこともあれば、3段あることもあります。

結局予想はできません。ルールを作ってその通り買うのが正解です。

自分の判断とルールを信じて、今後も積立とスポット購入をしていきたいと思います。

次回はナスダックの予定です。お楽しみに。