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【投資はメンタル】暴落時に不安を解消する3つの方法|積立投資の心構え

暴落時に不安を解消する3つの方法

私は2011年からインデックスの積立投資をしています。

その経験から私が思う、暴落時に不安になる最大の原因は下記の3つだと思います。

暴落時不安になる3つの理由

①なぜ今暴落しているか分からない

②過去の暴落を知らない

③現金(キャッシュ)がない

この3つを解消しておくことが、長期的にストレスなく投資を続けられる方法だと思います。

この記事はこんな人におすすめ
●暴落時にどうすればいいか分からない
●暴落時に売ってしまいそうな人
投資信託の買付を停止すればいいかどうか悩んでいる
●暴落時のルールを考えたい
●暴落時にほかの人がどう行動するのか知りたい人

 

 

なぜ今暴落しているかを知る

原因が分からないような暴落もありますが、2022年は株が難しくなることは、去年から予想されていたことです。

2022年は金融引き締めの年になることが、2021年から予想されていました。

2020年のコロナショックからの金融緩和で、資金が市場に溢れていました。

大規模な金融緩和が株価の上昇、そしてインフレを招くこととなりました。

今後の危機に備えるためにも、利下げしていた金利を元に戻し(利上げ)、バランスシートを縮小する金融引き締めをする必要があります。

利上げ、そして金融引き締めは株価にダメージを及ぼします。

もちろんウクライナ情勢や、中国のロックダウンについては去年の時点では予想できるものではありませんでした。

ですが金融引き締めによって株価が軟調になることは予想できていたことです。

現在の株価の急落は必然のものだと思います。

景気にはサイクルがあります。一方的に上がり続けることはなく、必ず調整があります。

この冬の時代をどう乗り越えることが大事です。

 

積立投資は基本的には設定して放って置けば大丈夫だと思います。

しかし株価が年初来安値を更新したとか、○○年の水準まで下落したときには、普通のニュースでも耳に入ることがあります。

そういったときに慌てて利益を確定してしまったり、積立投資を辞めてしまったりしないように、ある程度の継続した経済の勉強は必要なのかなと私は考えます。

 

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「当然今は株価が下がる時期だよね」と思えたら冷静になれる

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「なぜ積立投資を選んだのか」を忘れないでほしい

過去の暴落を知る

過去の暴落チャート

過去の暴落を知るとは、具体的に言うと以下のような項目です。

  • 過去の暴落で「どれくらいの期間下げ続けたか
  • 下落率(何%まで下げたか)
  • 元の価格に戻るまでのどれくらいかかるか
  • 暴落の原因が同じとき、過去どのような動きをしたか

過去の最悪の暴落でどれくらいの期間、どこまで下げ続けたか知ることで、「これくらいは下げるかもしれない」と精神的に準備することができます。

例えば、最大でも50%程度までしか下落しないことが過去データから予想できれば、そこまでのスポット購入する現金を準備しておけるでしょう。

 

また元の価格に戻るまでのどれくらいかかったか知ることで、リタイア後の出口を考えたとき、アセットアロケーションのリスク資産と無リスク資産の配分を調整する材料になると思います。

具体的には暴落が起こった場合、元の価格に戻るまで長くても5年かかるので、リタイア前5年からは現金比率を増やしておく、などです。

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知らないから怖いんだ

現金(キャッシュ)を準備しておく

最後に「現金を準備しておくこと」です。

これがかなり大事だと思います。

現金があるかないかで暴落の見方が全く異なります。

 

現金があれば、暴落時に買い増しすることができるので、暴落をチャンスに変えることができます。

現金を多く持っている投資家は、基準価額が下がっても拾っていこうと虎視眈々とチャンスを狙っています。

積立初期であれば、まだ株価が戻す時間があると思っているので、どんどん下がれと思っています。

積立投資では口数を増やし、基準価額を下げる大大チャンスです。

スポット購入も分散して余力を残しておくと、スポット購入後に下がっても、また買い増すことができます。

個別株ではよしとされないナンピンですが、インデックスの積立投資信託では正義です。

暴落の底まで付き合うことのできるだけの現金があれば、暴落はボーナスタイムでしかありません。

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ただし全力投資はおすすめできない

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余力を残しておくことが大事だね

 

一方、十分な現金がない場合はどうでしょうか。

せっかく価格が下がっても、現金がないので買い増しできません。

自分の資産が目減りしていくのを恐怖心を持って眺めているしかありません。

せっかく暴落でバーゲンセールになっている株を買い増しすることができないのです。

これこそが機会損失です。

現金を多く保有していると、インフレによって資産が目減りするので、株式や投資信託などの商品を買ってないのは機会損失になると思われる方もいるかもしれません。

でも実際は逆です。

現金を持たず、暴落時に何もできないことが機会損失だと思います。

現金でも株でも、資産の偏りはおすすめできません。

 

また現金がない(余裕がない)わけですから、もしかしたらここで一旦利確しておいた方がいいかも、積立投資を停止した方がいいかも、と弱気に考えてしまいます。

不幸にも株価が下がっているところで利益(損失)確定するはめになってしまいます。

積立投資で積立を停止することほどもったいないことはありません。

ドルコスト平均法のメリットを自ら放棄しています。

株価が下がっているときこそ、ドルコスト平均法で基準価額を下げる大チャンスなんです。

積立投資を止めることは、絶対に止めるべきです。

まだ下がるかもしれないから、今は積立を停止しておいて、もっと安くなった時に積立を開始したらいいと思っている方もいるかもれません。

しかしその底が分かる人などどこにもいません。

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底が分かるなら一括投資が有利になる

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分からないから、分散投資で積み立てているんだ

まとめ

現金があってもいつ買い増しすればいいか分からないという方もいるかもしれません。

積立投資を始めた理由を思い出してください。

いつ買えばいいか分からないから積立投資をしているのではないですか?

ではそのままの金額で積立投資を継続してください。

 

また現金の余裕があり買い増ししたい方は、過去のデータを調べて、自分のルールを決めてください。

ルールは積立初期か後期かでも変わってくるでしょう。

 

私は2020年に小遣いの投資信託の買付を停止したことを深く後悔しています。

結婚で小遣いの収入が止まったというのもありますが、当時はここが天井だと思っていたところがあります。

ところがコロナショックで下落後、株価はコロナショックの高値を悠々と超えました。

この暴落で買えず、口数を増やすことができなかったことは非常に残念です。

安くなったときにたくさん買えるというメリットを放棄してしまったのです。

当時今のようにしっかりルールを決めておけばこんなミスを犯さなかったと思います。

 

暴落への理解と行動を決めておくことで、株価が軟調なときでも、穏やかな気持ちで向き合えるのではないかと思います。

 

投資は自己責任です。

後で後悔しないようにしっかり自分のルールを考え、自分の資産を守ってください。

 

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私は暴落を味方にしたい