イギリスのISAと日本のNISAの比較
日本のNISAは、イギリスのISA(アイサ)をモデルに作られています。
そのISAとの比較が下記表です。
英国ISA(アイサ) | 一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|---|
期間 | 1999年~(恒久) | 2014年~2023年(10年間) | 2018年~2037年(20年間) |
利用者 | 預金型ISAは16歳、株式型ISAは18歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 |
非課税保有期間 | 無制限 | 最長5年 | 最長20年 |
非課税枠 | 年2万ポンド(320万円) ※1ポンド160円のとき |
年120万円 | 40万円 |
スイッチング | 可 | 不可 |
- 英国ISAは恒久である
一方日本のNISAは時限立法である(2024年の改正で5年間延長される) - 英国ISAの非課税保有期間は無制限である
日本のNISAは非課税期間が終われば、特定口座に移すか、翌年の非課税枠を使うロールオーバーをする必要がある - 非課税枠は日本の通常NISAの2倍以上。積立NISAと比べると8倍近い
日本のNISAが、参考にしたISAより優れている点はありません。
すべての項目で改悪してて笑う(笑)
33333円がほんとうに嫌
NISA拡充の可能性はあるか
イギリスのISAも初めから現行の制度だったわけではありません。
1999年に開始したISAが恒久さされたのは2007年です。
上限も7000ポンド開始から、何回も引き上げられています。
一般NISAは2014年から始まったにも関わらず、ISAの改正前を参考にしてしまったようです(冗談です)。
徐々にNISAも普及していますし、今後日本国民に「貯蓄から投資へ」を実行してほしいはずなので、ISAのように徐々に改善していく可能性は十分あります。
8月23日の報道で、金融庁がNISAの上限の引き上げと恒久化を求めているとありました。
NISAは120万円が240万円、つみたてNISAは40万円が60万円だとのこと。
しかし恒久化されれば、つみたてNISAがNISAよりかなり見劣りしませんか?
非課税期間が20年と長いからつみたてNISAを選んだ理由の一つなのに、もし本当に非課税期間が無期限になれば、つみたてNISAのメリットは低くなります。
単純に限度額の大きい一般NISAでもいい気がします。
手動で買っていかないといけないかもしれませんが。
今後望むことは、一般NISAやつみたてNISAなんて区別するのを辞めて1本化することですかね。
NISAで積立て設定できるようにすれば万事解決です!
もちろん上限は240万円で!
今後NISAが制度改正で改善されることを切に願っています。
60万円は少ないわぁ・・・
そもそもなんで一般NISAとつみたてNISAで区別したんだろうね