今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
今週の重要指標とイベント
欧州のPMI(購買担当者指数)
今週はPMIの発表祭りでした。
PMI(購買担当者景気指数)とは、企業の購買担当者へのアンケート結果をもとに景況感を指数化した指標。
数値が50を上回れば景気拡大、50を下回れば景気後退と判断される。
製造業PMIはGDPより2ヵ月先行しているため、マーケットで注目される。
※数値は、前回、予想、結果の順
▶フランス
- 08月 製造業PMI 49.5 49.0 49.0
- 08月 非製造業(サービス業)PMI 53.2 53.0 51.0
- 08月 総合(コンポジット)PMI 51.7 50.8 49.8
▶ドイツ
- 08月 製造業PMI 49.3 48.0 49.8
- 08月 非製造業(サービス業)PMI 49.7 49.0 48.2
- 08月 総合(コンポジット)PMI 48.1 47.4 47.6
▶ユーロ圏
- 08月 製造業PMI 49.8 49.0 49.7
- 08月 非製造業(サービス業)PMI 51.2 50.5 50.2
- 08月 総合(コンポジット)PMI 49.9 49.0 49.2
▶イギリス
- 08月 イギリス製造業PMI 52.1 51.0 46.0
- 08月 イギリス非製造業(サービス業)PMI 52.6 51.6 52.5
- 08月 総合(コンポジット)PMI 52.1 51.1 50.9
- フランスの総合PMIは、50を1年ぶりに割り込んだ
- ドイツの総合PMIは、2ヵ月連続で50を下回る
- ユーロ圏の総合PMIは、2ヵ月連続で50を下回る
- イギリスの製造業PMIは前回、市場予想よりも大幅に下回る46.0
総合PMIも2021年2月以来の低水準。景気後退が近づいている可能性。
総合PMIは全部前回より下がりました
米PMI(購買担当者指数)
※数値は、前回、予想、結果の順
- 08月 製造業PMI 52.2 51.8 51.3
- 08月 非製造業(サービス業)PMI 47.3 49.8 44.1
- 08月 総合(コンポジット)PMI 47.7 45.0
- 製造業、非製造業ともに前回、予想より下回った
- 総合PMIは2年3カ月ぶりの低水準の45.0
前月に引き続き、米国については欧州よりも景況感が下がりました。
やはりサービス業PMIが酷いですね。
こんなに下がっても、やっぱりユーロやポンドよりドルのほうが強いんだ
米国 実質GDP
※数値は、前回、予想、結果の順
第2四半期 実質GDP[前期比年率] -0.9% -0.7% -0.6%
第2四半期(4~6月)のGDP速報値は、前期比0.6%マイナス。
前回、市場予想よりも上方修正されました。
2四半期連続のマイナスは変わりません
GDP(国内総生産)とは、国内で新たに生産された財やサービスの「付加価値」の総額。実質GDPは、名目GDPから物価変動の影響を除いたもの。
四半期ごとに発表され、速報値は四半期終了後の翌月末に発表される。
多くの国では2期連続でGDPがマイナスになるとリセッション(景気後退)とみなされる(=テクニカル・リセッション)が、実際の判断は全米経済研究所(NBER)が行う。
米国 PCEデフレータ(個人消費支出)
※数値は、前回、予想、結果の順
- 個人所得[前月比] 0.7% 0.6% 0.2%
- 個人支出[前月比] 1.0% 0.5% 0.1%
- 卸売在庫[前月比] 1.9% 1.4% 0.8%
- PCEデフレータ[前年比] 6.8% 6.4% 6.3%
- PCEコアデフレータ[前月比] 0.6% 0.2% 0.1%
- PCEコアデフレータ[前年比] 4.8% 4.8% 4.6%
- 個人所得、個人所得ともに前回・市場予想を下回り、鈍化
- 卸売り在庫も前回・市場予想を下回り、鈍化
- FRBがインフレ指標として注目しているPCEコアデフレーターも前回・市場予想を下回り、鈍化
すべて鈍化の結果となりましたが、ドル安は限定的です。
指標がどうなろうが、この程度では下がらないドル…
PCEデフレーター(個人消費支出)とは、個人消費の物価動向を示す指標。
PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものをPCEコアデフレーターといい、CPIより調査対象となる範囲が広く、FRBが最も重視している物価指数である。
米商務省が毎月末に発表している。
ジャクソンホール会議
パウエル議長発言を簡単にまとめます。
- インフレを根絶するために利上げを継続し、金利を高い水準でしばらく維持する可能性
- 過去の記録は早急過ぎる政策緩和を強く戒めている
- 利上げ幅については明確な手がかりを示さず
久々にダウが1000ポイント以上の急落となりました。
9月FOMCの利上げ幅は0.75かな
来週の注目指標
来週の注目指標は以下の通りです。
- 9/1(木)製造業PMI、ISM製造業景気指数
- 9/2(金)米雇用統計
月初ということで、来週は雇用統計があります。
週前半は月末なのであまりトレードはしたくないですね。
ジャクソンホール会議と、米国株の急落を受けて、来週の日本の株式市場がどうなるか興味深いですね。
わが道を行くことができるのでしょうか?
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: -4.04% (RSI 47.83)
【NDX】ナスダック100指数: -4.82% (RSI 46.95)
3指数ともジャクソンホール会議で急落。
先進国の株価指数
【DAX】ドイツDAX指数: -4.23%
【PX1】フランスCAC40指数: -3.41%
★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: -3.61%
イギリスとフランスは200週移動平均線の上で推移。
ドイツはまた200週移動平均線を下抜けしました。
欧州も結構下げてきましたね。
ドイツは欧州の中でも弱いですね
新興国の株価指数
ハンセン指数は相変わらずの下降トレンド。
その他指数の動向
VIX指数
VIXは7週連続陰線でしたが、今週はさすがに急上昇の25.55。米国債券利回り
現在10年債利回りは3.043%です。上昇してますね~。ドルと仮想通貨は逆相関?
まとめ|来週から株は軟調、ドル高か
久々に株価指数の下落がきました!
来週の以降の動きが楽しみです。
毎度ながら、自分の都合でのみで喜んでいてすみません。
リタイアまで最速10年はあるので、今は下がった方がうれしいのです。
そしてやっぱりドル高になりましたね。
信じていたよ、パウエルさん。この程度じゃインフレ収まっただなんて言えないですよね。
クロス円保持者の私としてはドル高の方がありがたいんです。
これも私の都合です(笑)
また、最近債券を買いたくなってきました。
現金比率が多いのですが、そんなに株価指数をスポット購入する機会も来ないし…
現金でもっておくよりも、債券に少しふってもいいかな?という気になってきました。
どうやって買うか、検討中です。
ドルコスト平均法で積み立てたほうがいいかなぁ。
色々調べてみようと思います。