現在、日経平均が三角持ち合いを形成してます。
そもそも三角持ち合いって何?今後の動きはどうなるの?まとめてみました
※個人の見解です。実際の投資はご自身の判断で行ってください。
トライアングルパターン(三角持ち合い・三角保ち合い)とは
継続パターンのトライアングルパターン(三角持ち合い)には、対称トライアングル、上昇トライアングル、下降トライアングルの3種類があります。
対称トライアングル(均衡型の三角持ち合い)とは
中立的な継続パターンで、上辺は下向き(高値切り下げ)、下辺は上向き(安値切り上げ)です。
出来高は値幅が狭くなるにつれて減少します。
ブレイクアウト
- 価格はパターンの幅の3分の2から4分の3辺りで、現在進行中のトレンドと同じ方向にブレイクする。
突破は終値ベースで確認する。 - 上辺を突破した場合は、上辺が支持線となる。
下辺を突破した場合は、下辺が抵抗線となる。 - 価格が4分の3を越えても頂点まで揉み合い、トライアングルを突破できない場合は、頂点を越えても同じ動きになる。
上昇トライアングル(強気の三角持ち合い)とは
強気な継続パターンです。上辺は平行、下辺は上向きです。
売りより買いが優勢で、上へのブレイクアウトで完成します。
ブレイクアウト
底値圏で現れるとき
通常上昇トレンドで出現するが、底値圏で現れることもあります。
底値圏で現れるときは、価格が平行な上辺を終値で上抜くことが上昇トレンドへのトレンド転換のシグナルとなります。
下降トライアングル(弱気の三角持ち合い)とは
弱気な継続パターンです。上辺は下向き、下辺は平行です。
買いより売りが優勢で、下へのブレイクアウトで完成します。
ブレイクアウト
天井圏で現れるとき
通常下降トレンドで出現するが、天井圏で現れることもあります。
天井圏で現れるときは、価格が平行な下辺を終値で下抜くことが下降トレンドへのトレンド転換のシグナルとなります。
日経225はいつ三角持ち合いをブレイクするか
日経225は対称トライアングルのようですが、上辺の傾きの方が大きく、若干の弱気(売り方優勢)です。
ブレイクアウトする可能性の高い位置を測ってみました。
3分の2の位置:1月18日付近
4分の3の位置:2月3日付近
現状はパターンの幅の3分の2の位置ですので、価格の位置的にここで下抜けの可能性があります。
下辺で反発してまた三角持ち合いの中に戻る可能性もありますけどね。
その辺を念頭に置いて、ストップ位置も考えた方がいいと思います。
上に戻るか下抜けするか重要な位置です。今後どうなるか注目です。
★私がメインに使っている、テクニカル分析の教科書です。
注意:投資はご自身の判断で行ってください。当サイトの情報に基づいて損害を被られても責任を負いかねます