はじめに
マネックス証券で、2022年3月24日(木)から投資信託のクレジットカード買付ができるようになります。
既にクレカ積立のできる、楽天証券、SBI証券と比べてどうなのでしょうか?
人気の証券口座を、主に「クレジットカード積立で還元されるポイント」、「投資信託の保有で貰えるポイント」、「ポイントの使い勝手」の3つで比較してみました。
クレカ積立のできる証券口座の比較
さっそく人気の3つの証券をざっと表にまとめて比較してみます。
証券口座 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
クレジットカード | 三井住友カード(NL) | 楽天カード | マネックスカード |
クレカ積立のポイント還元率 | 0.5%還元(200円につき1ポイント) ※スタンダード(通常)カード |
ファンドの信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)によって異なる ●手数料が年率0.4%(税込)以上→100円につき1ポイント(0.1%還元) ●手数料が年率0.4%(税込)未満→500円につき1ポイント(0.2%還元) ※楽天キャッシュで0.5%還元 |
1.1%還元 |
年会費 | 永年無料 | 無料 | 初年度無料 (次年度以降も投信つみたてによるカード決済利用を含む年間1回以上のクレジットカード利用で翌年度年会費無料) |
付与ポイント | Vポイント | 楽天ポイント(通常) | マネックスポイント |
投信ポイントの付与 ※人気銘柄は後で詳しく |
「投信マイレージ」 |
「ハッピープログラム」 ポイント進呈の対象となる該当残高を2022年4月末以降にはじめて達成した場合のみ |
「投信保有ポイントプログラム」 A通常銘柄:0.08% B指定銘柄:0.03% C指定銘柄:0% |
キャッシュバック(クレジットカードの支払い金額に充当できるか) | 可能 | 可能 | 不可 |
ポイント利用 (抜粋) |
・Vポイントアプリで店頭やネットショッピングの支払いに使用 ・アマゾンギフト券、Google Playギフトコード、App Store&iTunesギフトカード ・ANAマイレージ ・投資信託(Vポイントは未) |
・投資信託 ・楽天市場、楽天トラベル ・楽天ペイ、楽天Edy ・ANAマイル |
・株式手数料、暗号資産 ・他社提携ポイント dポイント、アマゾンギフト券、Tポイント、ポンタ、nanaco、WAON ・ANAマイレージ、JAPAN AIRLINES |
ポイント有効期限 | ポイント獲得月から2年間 | 最後にポイントを獲得した月を含めた1年間。 期間内に1度でもポイントを獲得すれば、有効期限は延長される。 |
ポイントを獲得した日の翌々年度末(3月31日)まで。 例)2019年3月に加算されたポイントは2021年3月31日まで有効、2019年4月に加算されたポイントは2022年3月31日まで有効。 |
投信積立の開始時期 | 開始済 | 開始済 | 2022年2月25日(金)予定 |
対象口座 | 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA ※未成年口座、ジュニアNISA、法人口座、iDeCoは対象外 |
特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA ※未成年口座、ジュニアNISA、法人口座、iDeCoは対象外 |
特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISA ※ジュニアNISAは非対応 |
積立の月額上限 | 毎月100円~50,000円 | 毎月100円~50,000円 | 毎月1,000円~50,000円 |
初回買付日 | 毎月1日 | 毎月1日または8日 ※2021年6月20日以降にカード決済による積立をした人は8日 |
原則、毎月24日 |
クレジットカード積立によるポイント還元から比較
マネックス証券×マネックスカード
マネックス証券は還元率が1.1%で、主要ネット証券のクレジットカード投信積立サービスのうち現時点で最大の還元率です。
SBI証券×三井住友カード
SBI証券は、三井住友カードの通常カードで0.5%還元、ゴールドカードで1%還元、プラチナプリファードカードで2%還元です。
ただしゴールドカードは年間5,500円の年会費(年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料)、プラチナプリファードカードは年間33,000円の年会費がかかります。
貰えるポイントはVポイントです。今のところVポイントで投資信託は買えません。
楽天証券×楽天カード
楽天証券は2022年9月の買付分から以下のようになります。
ファンドの信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)によって異なり、
年率0.4%(税込)以上は100円につき1ポイント(1%還元)、
年率0.4%(税込)未満は500円につき1ポイント(0.2%還元)となります。
レバナスなどの代行手数料が高いファンドはこれまで通り1%です。
基本的に信託報酬の安いインデックスファンドは0.2%還元になります。
ただし、楽天キャッシュを使えば、楽天カードからチャージでき、チャージのときに0.5%還元を受けることができます。
インデックスファンドを積み立てている場合は、0.5%還元だと思っていいでしょう。
まとめ|クレジットカードのポイント還元はマネックスが優秀
通常は1.1%のマネックス証券×マネックスカードがトップの還元率です。
三井住友カードのゴールドやプラチナカードを作れる状況であれば、SBI×三井住友カードがいいでしょう。
投資信託の保有で貰えるポイントから比較
各証券会社には、投資信託の保持で、ポイントが貰えるプログラムがあります。
マネックス証券の「投信保有ポイントプログラム」
投資信託の保有残高に対し、毎月マネックスポイントが進呈されます。
付与率(年率) | |
---|---|
(A)通常 | 0.08% |
(B)当社指定銘柄 | 0.03% |
(C)当社指定銘柄 | 0% |
マネックス証券はこの3種の付与率なので、最もシンプルだと思います。
SBI証券の「投信マイレージ」
投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが貯まります。
1000万円以上の保有だと貰えるポイントが変わる商品があります。
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
---|---|---|
通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
SBIプレミアムチョイス銘柄 | 0.15% | 0.25% |
その他指定銘柄 | ファンド毎に当社が指定した付与率 |
ポイントは通常の口座開設の場合は「TポイントまたはPontaポイント」、三井住友カード経由で開設した場合は「Vポイント」が貯まります。
うちは保有時に貯まるポイントはTポイントです
楽天証券の「ハッピープログラム」
投資信託のポイント獲得条件が、2022年4月1日から「ポイント進呈の対象となる該当残高を2022年4月末以降にはじめて達成した場合のみ」に変更になりました。
ポイント進呈条件は以下の通りです。
達成残高 | 進呈ポイント |
---|---|
月末時点の残高が、はじめて10万円に到達した場合 | 10ポイント |
月末時点の残高が、はじめて30万円に到達した場合 | 30ポイント |
月末時点の残高が、はじめて50万円に到達した場合 | 50ポイント |
月末時点の残高が、はじめて100万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて200万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて300万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて400万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて500万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1000万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1500万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて2000万円に到達した場合 | 500ポイント |
- 「はじめて達成した場合」なので、貰えるのは達成した最初の一回のみ
- 残高2000万円を達成したら、以後ポイントを貰うことができない
- ハッピープログラムと資産形成ポイントのポイント進呈条件は同一になる
投資信託保有時に貰えるポイントの比較|SBIとマネックス
下記に人気のありそうな投資信託のポイント一覧をまとめました。
楽天証券は達成したときに変更になりましたので、除外しました。
国内株式
ファンド | SBI(通常) | SBI(1,000万円以上) | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
ニッセイ日経225インデックスファンド | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
全世界株式
ファンド | SBI(通常) | SBI(1,000万円以上) | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.0420% | 0.0420% | B(0.03%) |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0420% | 0.0420% | B(0.03%) |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.0220% | 0.0220% | C(対象外) |
先進国株式
ファンド | SBI(通常) | SBI(1,000万円以上) | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.0365% | 0.0365% | B(0.03%) |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.0250% | 0.0250% | C(対象外) |
米国株式
ファンド | SBI(通常) | SBI(1,000万円以上) | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0340% | 0.0340% | B(0.03%) |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0220% | 0.0220% | C(対象外) |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | A(0.1%) | 0.19% | A(0.08%) |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | A(0.1%) | A(0.2%) | A(0.08%) |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | A(0.1%) | A(0.2%) | A(0.08%) |
新興国株式
ファンド | SBI(通常) | SBI(1,000万円以上) | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 0.0200% | 0.0200% | C(対象外) |
楽天・新興国株式インデックス・ファンド | B(0.05%) | B(0.05%) | B(0.03%) |
まとめ|投信保有ポイントはSBIが優秀
楽天ハッピープログラムの改定により、2022年4月1日からSBI証券が最強になります。
単純に投信ポイントだけで比較すると、①SBI証券、②マネックス証券、③楽天証券になります。
ポイントの使い勝手
マネックス証券は「マネックスポイント」
dポイント、amazonギフト券、T-POINT、Ponta、nanaco、WAONポイントに等倍で交換できます。
マネックスポイントの用途として、クレジットカード支払い金額に充当できないのは残念です。
今のところポイント投資はできません。
SBI証券は「Vポイント、Tポイント、Pontaポイント」
TポイントやPontaポイントで、投資信託を購入することもできます。
Vポイントはクレジットカードの支払いにあてることができるのはうれしいです。
今のところVポイントでのポイント投資はできません。
SBIは貰えるポイントが複数になることがあるので、少しややこしいかもしれません。
楽天証券は「楽天point」
楽天ポイントは、投資信託、国内株式(現物)、米国株式、バイナリーオプションなど、様々な商品に使えます。
普段の買い物はもちろん、クレジットカードの支払いにも使えますし、使い勝手はトップクラスです。
まとめ|使い勝手は楽天ポイントが優秀
個人的には、クレジットカード支払い、投資、すべてに使える楽天ポイントが最も使いやすいと感じます。
マネックスポイントがポイント投資やクレジットカード支払いにあてられるようになるといいですね。
まとめ
こうしてみるとそれぞれの証券会社に一長一短ありますね。
最近は楽天の改悪が目立ちますが、今後SBI証券やマネックス証券で起こらないとは限りません。
お得を教授できる間は、しっかり活用したいと思います。
キャンペーン情報
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ポイントの積み重ねもばかにならないです…!
- マネックス証券 4,000pt
- SBI証券 6,000pt
- 三井住友カード(NL) 6,600pt
- 三井住友カードゴールド(NL) 7,500pt
- 楽天証券 1,500pt
- 楽天カード 1,500pt
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