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【今週の重要指標と騰落率】2023年3月13日から3月17日|クレディ・スイス経営不安、欧州株下落

重要指標と騰落率

今週の重要指標と騰落率についてまとめました。

スポット購入の参考になれば幸いです。

チャートはすべてTradingviewを使用しています。

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騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください

 

 

各国政策金利まとめ

各国政策金利

現在の主要政策金利をまとめます。

※数値は、前回、予想、結果の順

2月 米FOMC政策金利 4.5% 4.75% 4.75% (次回3月21~22日)

3月 ECB政策金利 3.0% 3.5% 3.5% (次回5月4日)

3月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回4月27~28日)

2月 英中銀政策金利 3.5% 4.0% 4.0% (次回3月23日)

3月 豪中銀政策金利 3.35% 3.6% 3.6% (次回4月4日)

2月 NZ中銀政策金利 4.25% 4.75% 4.75% (次回4月5日)

3月 カナダ政策金利 4.5% 4.5% 4.5% (次回4月12日)

12月 スイス政策金利 0.5% 1.0% 1.0% (次回3月23日)

ECBは政策金利を事前予想と同じ0.5ポイントに利上げしました。

シリコンバレー銀行破綻やクレディ・スイスの経営不安がありますが、物価上昇の抑制を優先させた形となりました。

 

次回FOMCはいよいよ来週の3月21~22日です。

FedWatchでは、次回FOMC利上げなしが38%0.25ポイントの利上げが62.0%になりました。

0.5%の利上げ予想は消えました。

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一週間で状況が変わりました

今週の重要指標とイベント

消費者物価指数(CPI)

CPI(消費者物価指数

CPI(消費者物価指数とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。

消費者物価指数(CPI)前年比

消費者物価指数(CPI)前年比

▼前年比

※数値は、前回、予想、結果の順

2月 消費者物価指数(CPI) [前年比] 6.4% 6.0% 6.0%

2月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年比] 5.6% 5.5% 5.5%

  • 前年比のCPIは、前回を下回り、市場予想通りの6.0%
  • 前年比のCPIコアも前回を下回り、市場予想通りの5.5%
消費者物価指数(CPI)前月比

消費者物価指数(CPI)前月比

▼前月比

※数値は、前回、予想、結果の順

2月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.5% 0.3% 0.4%

2月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]  0.4% 0.3% 0.5%

  • 前月比のCPIは、前回を下回るが、市場予想より高い0.4%
  • 前月比のCPIコアは、前回を下回り、市場予想より高い0.5%

前年比は予想通り。しかし前月比では思ったよりインフレが減速していません。

サービス、家賃、ホテル宿泊費は上昇しています。

CPIだけみると、利上げ継続の結果です。

生産者物価指数(PPI

PPI(生産者物価指数)

PPI(生産者物価指数)とは、生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格を指数化した経済指標で、毎月発表される。
コアPPIとは、PPIから価格変動の激しい食料品やエネルギー品目など除いたもの。
PPI(生産者物価指数)は川上での価格動向を示し、CPI(消費者物価指数)は川下に位置し、PPIが先行する。

※数値は、前回、予想、結果の順

▼前年比

2月 生産者物価指数(PPI)[前年比] 6.0% 5.4% 4.6%

2月 生産者物価指数(コアPPI)[前年比] 5.4% 5.1% 4.4%

▼前月比

2月 生産者物価指数(PPI)[前月比] 0.7% 0.4% -0.1%

2月 生産者物価指数(コアPPI)[前月比] 0.5% 0.4% 0.0%

  • PPIは、すべて前回・市場予想を下回る
  • 食品価格は3カ月連続で低下。鶏卵が36.1%下げたことを反映した。エネルギー価格は小幅に下げた。(Bloomberg

川下のCPIは下げ止まりですが、川上のPPIはかなり低下しています。

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日本の鶏卵は凄い値上げですが、アメリカはそんなに下げてるの!?

米小売売上高

※数値は、前回、予想、結果の順

2月 小売売上高[前月比] 3.0% 0.2% -0.4%

2月 コア小売売上高[前月比] 2.3% -0.1% -0.1%

  • 小売売上高は、前回・市場予想を下回る-0.4%
  • コア小売売上高は、前回を下回り、市場予想通りの-0.1%
  • 自動車、ガソリンスタンド、飲食店も減少。

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1月がかなり高かったからなぁ

今週の出来事

クレディ・スイス経営危機

3月15日、クレディ・スイス筆頭株主、サウジ・ナショナル・バンク(SNB)が同行に追加投資をすることはないと語ったことをきっかけに、クレディ・スイス株は一時31%も下落しました。

過去最大の下落率を記録し、上場来安値も更新しました。

しかし16日、スイスの中央銀行が最大500億スイス・フランを調達できるという発表を受けて、株価は一時40%急騰しましたが、その後半値戻しの19.2%高で引けました。

 

クレディ・スイスは昨年からちょいちょい経営悪化のニュースがあった銀行です。

今回は延命しましたが、これで終わりとは思えませんね。

来週の重要指標

来週の重要指標は以下の通りです。

 

 

今週の主要株価指数の騰落率

日本の株式指数

【NI225】日経225: -2.88%
TOPIXTOPIX指数: -3.55%
MOSマザーズ指数: 0.55%

日経とTOPIX指数は大幅下落しましたが、半値まで戻しました。

一方マザーズは陽線になりました。

アメリカの株価指数

【DJI】ダウ指数: -0.15%
【SPX】S&P500指数: 1.43% 
【NDX】ナスダック100指数: 5.83%

3指数とも陽線になりました。

ナスダックは大陽線。利上げ停止を織り込んでいるのか、グロースが強いです。

先進国の株価指数

先進国の株価指数

【UKX】イギリスFTSE100指数 : -5.33%
DAX】ドイツDAX指数: -4.28%
【PX1】フランスCAC40指数: -4.09%

★【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETF: 0.37% 

今週は欧州が酷い。クレディ・スイスへの信用不安の影響です。

また0.5ポイントの利上げ継続の影響もありそうです。

特に凄いのがイギリスの大陰線。

昨年のウクライナ侵攻開始の翌週の下落率レベルの下落です。

なんとか100EMAで止まりました。

新興国株価指数

【HSI】香港ハンセン指数: 1.03%
【SENSEX】インドSENSEX: -1.94%

★【VWO】バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF: -0.97%

香港ハンセン指数は下落トレンド続行中。

インドはヨコヨコですが、軟調

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アメリカの金利上昇は新興国にはマイナスです

為替

【DXY】ドル指数

ドル円

今週の終値:103.864
直近の高値:9月26日の週の114.798
直近の安値:1月30日の週の100.04

100EMAと200EMAの上ですが、20EMAと40EMAが上値抵抗線です。

ドル円一目均衡表の雲の中です(↑チャート)。

下落トレンド継続です。

【EXY】ユーロ指数

今週の終値:106.94
直近の高値:1月30日の週の110.48
直近の底値:9月26日の週95.59

100EMAで反発して下落中。先週よりは上昇しています。

現在は一目均衡表の雲の中。

20EMAと40EMAのクロス付近にいます。

今週も下髭が長い。

【JPY】円指数

【JPY】円指数

今週の終値:74.07
直近の高値:1月9日の週の78.45
直近の底値:10月17日の週の65.81

円はリスクオフで急伸。

一目均衡表の雲に入りました。

驚いているアイコン


逆三尊になりそうじゃないですか、ヤダー(個人の感想です)

その他指数の動向

VIX指数など

VIX恐怖指数)は25.50。今週先週よりもさらに上がりました。

一時30を超えたようです。しかし日足でも上髭。数時間レベルの出来事のようです。

需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数131.34

こちらも先週より上昇。

SKEW指数は140を超えたら注意です。

CNNの「Fear & Greed index」は先週の24から25になりました。

EXTREME FEARからは変わらずです。

Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。

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ひさびさの恐慌状態

米国債券利回り

現在のイールドカーブは下記の通り。

3カ月物利回り>2年債利回り>30年債利回り>5年債利回り>10年債利回り

債券利回りは先週に引き続き下落。

米国債

※括弧内は前回高値からの騰落率
【EDV】バンガード超長期米国債ETF: 1.16%(最低は-56.50%)
【BND】バンガード米国トータル: 1.44%(最低は-18.54%)
【TLT】iシェアーズ 米国国債 20年超えETF: 1.19%(最低は-45.88%)

債券価格は堅調です。

リスクオフで株から債券に資金が流れています。

買い増しタイミングを失ってしまいました。

余ったドルで、下落したら高配当ETFでも買うかな(;^_^A

コモディティ(商品)など

WTI原油

WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移しヨコヨコでしたが、今週は安値を更新。(↑チャート)

200EMAを下抜けしてしまいました。

天然ガス先物は下落トレンド中。今週も陰線です。

 

ゴールドのチャート

ゴールドは急進。今週は大陽線。(↑チャート)

リスクオフでゴールドに資金が流れたようです。

景気の先行指標のは最近下落気味です。今週も陰線。

プラチナはヨコヨコ。今週は陽線。

バルチック海運指数は4週連続陽線です。

CRB指数(国際商品先物指数)はなだらかな下落トレンド。今週は安値を更新。

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景気後退懸念でコモディティは下落(金除く)

仮想通貨

ビットコイン/ドル

ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落していましたが、今週は大陽線。(↑チャート)

久々に200EMAの上にきました。

リスクオフじゃないの?と思いますが、分散型金融(DeFi)である暗号資産が注目されたようです。

なるほど興味深い・・・。

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リスクオフだと売れらると思っていましたが、金融危機が懸念されるとこうなるんですね・・・

まとめ|分散投資

仮想通貨はリスクオン資産だと思っていまいたが、危機の内容によっては買われることが分かりました。

ドルを売って、安全資産のゴールドと、銀行への不信感から仮想通貨に流れているようです。

かといって仮想通貨に分散しますか?と言われると私はやはり仮想通貨は買いません。

何故なら知識がないから(笑)

よくわからないものに手を出して失敗すると後悔しますから。

買うならゴールドですが、こんな高値で買う気がしません。

買うなら安いときに買っておかないと、ですね。

 

円については、今回の銀行破綻や前回の台湾問題のとき円はリスクオフで買われましたね。

けどウクライナ侵攻のときはあまり円高にならなかった記憶があります。

よくわかりませんね。

 

リスクオフで強いのは、円>ドル>ユーロだと思いますので、ドルが下がってもまだ売るつもりはありません。

ユーロ円の買いポジションがあれば決済していますね。

 

FOMCの利上げは0.25ポイントかなぁ。

さすがにここで停止とか利下げとかはないと思うんですが。

ECBも0.5ポイント強行しましたし。

しかし日々状況が変わりますね。銀行問題は収束するでしょうか。