勉強のために、今週の騰落率と市況についてまとめます。
スポット購入の参考になれば幸いです。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
今週の重要指標とイベント
豪中銀政策金利
※数値は、前回、予想、結果の順
6/7 6月 豪中銀政策金利 0.35% 0.6% 0.85%
市場予想を上回る0.5%引き上げの0.85%としました。
かなりのサプライズで、一時豪ドル円も96.88円の高値を付けましたが、現在調整中です。
100円台が夢じゃなくなってきました
ECB政策金利
※数値は、前回、予想、結果の順
6/9 ECB政策金利 0.0% 0.0% 0.0%
- 7月に政策金利を0.25%引き上げる意向を示す
- インフレ率が悪化すれば、9月にも利上げ
ECBの政策理事会通過後、ユーロも落ち着いてきました
米消費者物価指数(CPI)[前年同月比]
※数値は、前回、予想、結果の順
6/10 5月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 8.3% 8.3% 8.6%
6/10 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] 6.2% 5.9% 6.0%
- 前年比のCPIは前年比8.6%と、予想を上回る上昇。
- 前年比のCPIコア指数は、前回よりも下回ったが、予想より上回る。
CPI(消費者物価指数)とは、物価の動きを把握するための経済指標で、毎月発表される。
コアCPIとは、CPIから価格変動の激しい品目を取り除いたもの。日本では生鮮食品、米国では食料品やエネルギー品目など除く。
米消費者物価指数(CPI)[前月比]
※数値は、前回、予想、結果の順
6/10 5月 消費者物価指数(CPI) [前月比] 0.3% 0.6% 1.0%
6/10 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比] 0.6% 0.4% 0.6%
- 前月比のCPIは前回の0.3%から1.0%と、大幅な上昇。市場予想よりも上回った
- CPIコア指数も予想よりも上回った
やはりインフレのピークアウトにはまだまだのようです
原油も上昇してるし…まだまだインフレとの闘いは続く
来週の注目指標
来週の注目指標は以下の通りです。
今週の主要株価指数の騰落率
日本の株式指数
日経225は、一旦200日単純移動平均線を上抜けしましたが、3/22週の高値は上抜けできませんでした。
この高値(28338円)が上値抵抗線となり、跳ね返されました。
日足でも上抜けできていません。
28338円を終値で上抜けできれば、上昇トレンド開始(レンジになるかもしれませんが)の可能性があるのですが…
チャネルを抜けるときは、リターンムーブという現象がみられることがあります。
チャネルや抵抗線をブレイク(上抜け)した後、またトレンドラインに戻ろうとする現象です。
現在リターンムーブが起こっていると考えれば、下降チャネルの上限が今度は下値支持線(サポートライン)として機能し、上昇に転じる可能性があります。
この28338円を上抜けできないと上昇トレンドにはなりません。
ちなみにTOPIXは週足で見ると上値を完全に抑えられている形です。
上髭が凄い。こちらも面白いですね。
チャート的に面白くなってきました
アメリカの株価指数
【DJI】ダウ指数: -4.58%
【SPX】S&P500指数: -5.06% (RSI:32.62)
【NDX】ナスダック100指数: -11.32% (RSI:25.90)
3指数とも大陰線です。先々週の大陽線を打ち消す形です。
ただ安値は更新してません。
ナスダック100は、フィボナッチ0.5(11768ポイント)を下抜けしました。
マイナス4%ルール点灯です。
先進国の株価指数
今週は欧州は3指数とも陰線でした。
先進国株もマイナス4%ルール点灯です。
新興国の株価指数
ハンセン指数は5週連続陽線です。
下降トレンドは継続中です。レンジの上限といったところでしょうか。
インドは3/7の安値を下抜けせずに堪えてます。4週ぶりの陰線。
また下値を試しにいきそうです。
その他指数の動向
VIX指数
VIXは6週ぶりの陽線となりました。現在27.74です。
米国債券利回り
2週連続のしっかりした陽線です。
現在10年債利回りは3.159%です。
CPI後の伸びが強かったですね。
ドル円も上昇開始か?
コモディティ(商品)
ゴールドは陽線、景気の先行指標の銅は先週の上昇を打ち消す長い陰線。
CRB指数(国際商品先物指数)はまだ高値更新中。
資源高によるインフレ懸念が継続、そして景気後退の不安が増してきました。
仮想通貨
仮想通貨は依然厳しい状態です。
ビットコイン/米ドルは先週やっと陽線でしたが、今週は陰線。上昇は打ち消されました。
イーサリアム/米ドルは10週連続陰線です。
週足の200EMAに迫ってきましたね。
Twitterで話題のSTEPN/USDは6週連続陰線です。
カネ余りの象徴で買われていた仮想通貨が売られています。
ハイイールド債(ジャンク債)
大大陰線。
楽観が打ち消された感じです。
まとめ|景気後退懸念
全体的にリスクオフの雰囲気。
リスクオフといっても円高にはなっていませんね。
ただドルは再び上昇を始めています。
インフレが止まらず、景気後退懸念が強まっているように感じます。
リスクのある商品の売りが進んでいるようです。
日本株は悪くないですね。
米国株にひっぱられて下がるかどうか、注目してます。
今週はマイナス4%ルールが米国株と先進国株で点灯しましたが、高値からの下落率を5%更新する度に買うルールだけもいい気がして、少し迷ってきました。
下降トレンドの今、両方やる必要はあるのだろうか。
(ちなみに両方のルールが発動した場合は、金額が多い方を採用しています)
どうしようかな~少し考えてみます。
▼スポット購入(買い増し)
【S&P500】買い増しタイミング①|騰落率-4%ルール、-5%ルール、-10%ルール
【S&P500】買い増しタイミング②|騰落率-4%ルールにRSIを追加した結果
【ナスダック100】買い増しタイミング①|騰落率-4%ルール、-5%ルール、-10%ルール
【ナスダック100】買い増しタイミング②|騰落率-4%ルールにRSIを追加した結果
【日経225】買い増しタイミング①|騰落率-4%ルール、-5%ルール、-10%ルール
【日経225】買い増しタイミング②|騰落率-4%ルールにRSIを追加した結果