年収650万円、結婚7年目DINKs夫婦の貯蓄率を公開します
大事なのは収入ではなく「貯蓄率」
最近アーリーリタイアで、8千万円あっても1億円あっても無理!なんていう記事や書き込みを見ることがあります。
無理かどうかはその人の支出次第だと思うんのですが…。いったい年間いくら使うと想定しているのでしょう?
4パーセントルールは5パーセントの人は資金を底をつく、ということなので、ギリギリでリタイアするともちろん失敗するパターンもあると思います。
年収1000万円あっても、年間支出が800万円なら、資産8千万円貯めても(もちろんリターンによりますが)10年くらいで尽きてしまうでしょう。
あなたがリタイアできるタイミングを決める唯一最大の要因は貯蓄率です。年収ではありません。
クリスティー・シェン&ブライス・リャン『最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』(2020年)より
収入の何%で生活できるのか、何%貯蓄できるのか、問題はそこだと思います。
ちなみに貯蓄率は下記の計算で出します。
貯蓄額÷可処分所得(収入)×100
らっこ家の貯蓄率
上のグラフは、らっこ家の年間貯蓄率の推移です。
実際の資産総額(評価額)ではなく、投資や貯蓄に回した金額です。
※2017年、2018年の家計簿のデータが飛んでるので、通帳から推察しています。。
平均貯蓄率は53%です。
収入の半分は貯蓄に回しています。
貯蓄率を高めるには
パーキンソンの法則を知る
パーキンソンの法則というものがあります。
シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱された法則です。
第1法則「仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第2法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
要は人は時間もお金もある分だけ使ってしまうということです。
いくら収入が増えても、増えた分だけ支出も増やしてしまうんですね。
年収が800万円とか1200万円とかの人で、ほとんど貯蓄ができていないとかいう人がいると、「なんでやねん!」と思うんですが、これは収入が上がったらすぐ支出を増やしてしまう人が多いのかなと思います。
生活水準を上げてしまうんですね。
家賃が高い部屋に引っ越したり、外食しまくったり。
そして収入が減った時、支出は減らすことができず、苦しい状態になってしまうのだと思います。
関係ないと思ったそこのあなた。
「ボーナスが入ったから、何に使おうかな?」
と思ったことはありませんか?
これも収入があったらあった分だけ使うという考えからだと思いませんか。
自分へのご褒美を否定するわけじゃないけど、お金を使いたくて使うのはちょっと違うよね
あるだけ使ってしまうなら先取り貯金
貯蓄ができる人は、残ったお金が自然に貯まっていきます。
ある分だけ使ってしまう、貯蓄ができない人は、先取り貯金が効果的です。
収入から決めたお金を、貯蓄用口座に移動してください。
そして、残ったお金でやりくりすると決めてください。
あなたの収入は初めからそれだけだったのです。
お金は必要になったときに使うもの
私が一番大切だと思っていることは、
貯蓄をしたいなら、臨時収入があったとき使うべきではありません。
ということです。
貯金し続けろというわけではありません。
お金は「収入があったときに使う」ものではなくて、「必要なときに使う」ものなのです。
まとめ|貯蓄率を上げる方法
- 収入を上げる、支出を減らす
- 生活水準をむやみに上げない
- お金は必要なときに使う
貯蓄のうち、自分が許容できる割合を投資に回せたら完璧です…といいたいですが、最終的な投資の判断は、自分自身の判断と責任で行ってください(笑)
投資はブログやyoutubeだけで鵜呑みにせず、本で調べて自分自身が納得することが大切です。
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