今週もトルコが凄いことになっています。
今週の出来事
- 2021年12月20日 トルコのエルドアン大統領
・低金利政策の継続を確約
・「リラ建て預金保護」=投資家を乱高下から保護すると約束する
「外貨に換算したリラの下落率が、満期時の預金金利よりも上回る場合、政府がその損失を穴埋めをする」
→過去最低水準から50%超上昇 - 2021年12月20日~21日 大規模なドル売り介入(2日間合計で30億ドル)
- 2021年12月23日 トルコリラがドルに対し一時14%超上昇
問題点
◆リラ下落のリスクを負うのがリラ建て預金者から納税者になった
損失を穴埋めするお金はどこから出るのでしょう。
財政悪化して、今後の増税につながる可能性があります。
なぜリラ建て預金者のために全国民がリスクを負わなければならないのでしょう?
◆リラが下落すれば、政府が補填しなければならなくなった
損失穴埋めで政府債務が増大→更なるインフレにつながるのでは…
◆大統領選に向けた時間稼ぎ
単にインフレで高まった国民の不満を抑えるのが目的ではないのでしょうか。
この政策に実現性はあるのでしょうか。
2023年に予定されている大統領・議会選挙の前倒しに向けた布石ではないかとも言われています。
トレンド転換はしてない
現状あまりテクニカル分析をする意味がない気もしますが、分析してみます。
日足
100日移動平均線にタッチしましたが、200日移動平均線よりは下です。
傾きも変わらず右肩下がりです。
RSIは75、買われすぎ水準と言えます。
ボリンジャーバンドも+σ3にタッチしそうですね。
ここから買っていくのは勇気がいりますね。
週足
超大陽線です。安値6.1円から高値11.1円です。
トルコリラ円は11月15日の水準まで戻しました。
しかし20週移動平均線より下で引けていますし、5週移動平均線とゴールデンクロスさえもしてません。
まだ下降トレンドであることは変わらないでしょう。
まとめ
いや~ボラティリティが高すぎます(笑)
というか政治(エルドアン大統領)次第すぎて怖すぎて触れません。
エルドアン大統領は意地でも利上げしないみたいですし。
トルコリラ円塩漬け民としては、利上げして欲しいんですけどね。
一時的にあがってもなぁ、トレンドが変わらないと…
しかし正常な相場に見えませんね。。
この相場、どこまで持続性があるのでしょうか?
今後も目が離せません…!
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